中間レビュー「2011シーズンに向けた方針」1

浦和ライフ ] TB:0 | CM:0 | 編集  2011/06/27(月)  11:50
2011年が半分終わったので、浦和レッズが今年の1月13日に発表した2011シーズンに向けた方針の進捗状況を、今日から3回に分けて見直してみる。
一応、ダークサイドに引きずり込まれないように、頑張って客観的な評価をしてみるつもり。ただし、あくまでも俺個人の考え方。ここに書かれていることが全て正しいなどと言うつもりは皆無です。

1.チームの方針
2011シーズンの浦和レッズは、「強くて魅力あるサッカー」を求めて長期的に取り組む「レッズスタイル構築」の次の段階に進みます。

<1>目標
「レッズスタイル構築」というこれまでの挑戦を継続しながら、これを強化、修正していきます。ペトロヴィッチ氏を監督とする新体制のもと、過程と結果の両面を同時に追求します。2011シーズンの目標として、5年ぶりのJリーグ優勝を掲げて闘います。

×「レッズスタイル構築」については、レッズスタイルなるものの定義がなされておらず評価基準がないので判断不能。
同様に、「過程」の追求という目標は意図が不明のため評価不能。
結果については、リーグ戦13試合消化時点で勝ち点12。消化試合数が少ない4チームにも上に行かれ、降格圏の16位とは勝ち点差僅か1の14位。首位との勝ち点差は16。Jリーグ史上最大の逆転優勝劇は05年G大阪の勝ち点差12を引っくり返したケースであり、客観的に見て「リーグ優勝」という目標の達成は非常に困難な状況。
※ナビスコと天皇杯は評価の対象外

<2>チームの闘い方
目標達成のため、チーム・クラブが一丸となって闘う体制を構築しながら、粘り強く、覚悟をもって、強くて魅力あるチームづくりを進めます。具体的には特に下記の項目に留意します。

「一丸となって闘う体制」「粘り強く、覚悟をもって」などは、情緒的で評価不能。とは言え「具体的には下記の項目に」とあるように、ここは具体論を導くためのリードの文章に過ぎないため、「強くもないし魅力もない」などというツッコミはここでは避けておく。(ここまでの試合について強いかどうかは<1>目標の項で既に答が出ている)

1)これまでの取り組みを継続し、主導権(イニシアチブ)を取り、攻撃的でアグレッシブなゲームとなることを目指します

「これまでの取り組みを継続し」という表現は、近年用いられてきた戦術的志向を引き続き遂行すると読み取るのが自然だが、少なくとも戦術的継続性を志向していないことは、柱谷GMが「昨年のように、ボールを保持していながらなかなか前へ進めない、というようなサッカーではなく」と昨年を否定する形で明言しており、宣言とは違う方向に進んでいる。

では、継続云々「以外」のキーワードはどうか。
「主導権」という言葉はいかようにも取れる(例えばカウンター志向なら、ボールを持っていない状態こそが「主導権を握っている」と言える)ので評価不能。
「攻撃的」「アグレッシブ」という監督の希望は試合前のコメントからは見てとれるが、攻撃は攻撃陣(FWと攻撃的MFの4枚)だけで遂行する傾向が強く、アタッカーが攻撃の意思を見せても、それがチーム全体の戦いとしてアグレッシブさが感じられるかは別問題である。例えば、縦に長いボールを入れて前の選手が個人で勝負を仕掛けるサッカーは、監督がJリーグの悪い点として否定するカウンターサッカーそのものであるという見方もある。象徴的な例として、マゾーラの突進を「主導権を握った攻撃的なゲーム」と感じるか、「中盤のない無為無策な試合」と感じるかで評価は分かれることだろう。個人的には「全然攻撃的でもアグレッシブでもない」と思うが、マゾーラに対する観客の反応を見ていると、これを支持する人も意外と多いのではないか。なので、継続していないことを理由に全てを×と判断することも憚られるのである。

2)フェアプレーを追求し、汚いプレーをなくすことを目指します

×リーグ戦13試合消化時点のカード枚数
[去年]黄15+赤1 [今年]黄25+赤2

3)目指すべきプレースタイルの確立に努めると同時に、ゲーム終了まで執念を持って勝利を追求する意志のあるチームにすることを約束します。鋭いカウンターやサイドからの正確なクロスによる攻撃、セットプレーからの得点を含むゴール数の増加、相手チームや気候の変化に対応した戦術等も進化させ、そのうえで、「ホームゲームで勝つこと」「最後まであきらめない気持ち」を大切にします。

この項目に書かれていることが全くできていないと断じることは適切ではない。詳細は以下。

「目指すべきプレースタイルの確立」・・・この目標が書かれた時点ではペトロのサッカーをわかっている人がいなかったので、果たして確立するに足りるものがあるのかどうかは定かではないが、それを言うと判断軸がなくなるので無理矢理評価することにする。
選手の意見を取り入れ、あるいは結果が出ない事で、開幕当初のウイングを生かした攻撃は影を潜めつつある。既に「目指すべきプレースタイル」自体が消滅しつつあると考えるのが妥当。一時的な妥協ののちに原点回帰する可能性も、ないとは断言できない。

「ゲーム終了まで執念を持って勝利を追求する意志のあるチーム」「最後まであきらめない気持ち」・・・2点差ビハインドを追いついた試合が既に2試合ある(昨季はなかった)。引き分けに持ち込むことで監督交代の時期を失してしまっているという見方もある(俺も含めて)が、それはこの項目としてマイナス評価すべきことではない。また、昨年は後半AT得点3、失点5だったが、今季はここまで得点3、失点1と改善がみられる。一方で、ホームで終盤引き分け狙いの試合もあったが、その試合は1人少ない状態であったため、必ずしも「勝つ気持ちが薄い」と断じるのは適切ではない。

「鋭いカウンター」・・・何をもって鋭いとするか評価不能。去年よりもフィニッシュまでのスピードを重視するのは確か。

「正確なクロス」・・・評価不能。

「セットプレーからの得点」・・・去年の同時期との比較は不能。セットプレー崩れの得点まで考えるとまったくわからない。ちなみに今季ここまででFKが得点に直結したのは新潟戦の1得点。(福田は2点と言ってる?)
そもそも、このへんの妙に具体的な記述は、フィンケ時代に一部のファンから寄せられた苦情(キープしてるだけでシュート打たないじゃん! 守られてるとこにクロス入れたって跳ね返されるだけだろうが! セットプレー全然入んないじゃん!)をそのまま裏返して書いただけでは・・・

「ゴール数の増加」・・・去年=48試合48得点 今年=13試合15得点(リーグ戦)
計算上は1試合平均得点数が向上しているが、この結果をもってゴール数が増加したとは言えない。(13試合消化時点では、去年は20点取っていた)

「相手チームや気候の変化に対応した戦術」・・・広島の特性を考慮したうえでの守備的な対応などもあるが、むしろ柏戦での相手監督のコメントなどから、逆にスカウティングされている印象がある。(主観)
また、終盤はオープンな蹴り合いになる傾向が強く、夏場はより一層、蹴り合いが増えて上下動が増え体力の消耗が進むと推察される。ただし、AT得失点の傾向が改善されていることを鑑みると、負担が増えていると断定はできない。

「ホームゲームで勝つこと」・・・7試合2勝3分2敗。勝率は2割5分。1試合平均勝ち点は1強で、年間34試合換算で勝ち点43で「やっと残留」のレベル。
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