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King Crimson 1974.06.30 Palace Theatre, Providence, RI

King Crimson ] TB:1 | CM:0 | 編集  2011/02/22(火)  20:00
kc197406301974年6月30日 ロードアイランド州プロヴィデンス/パレス・シアター

1) Larks' Tongues in Aspic (Part II)
2) Lament
3) Exiles
4) Improv (A Voyage To The Centre of the Cosmos)
5) Easy Money
~6) Improv (Providence)
7) Fracture
8) Starless
9) 21st Century Schizoid Man


アズベリー・パーク公演と並ぶ、いや、それをも上回る名演の夜。

「状況は行き付くところまで行き付いている」「もう帰りたい」とロバート・フリップ自身が日記に記すほど消耗した状態であるにも関わらず、既存曲の円熟度合いは最高点に到達し、このバンドの生命力を表すインプロの出来具合は筆舌に尽くしがたい。創造力の源泉となるエネルギーは全く失っておらず、目をつぶって音空間に身を委ねると、そこにはまさに"A Voyage To The Centre of the Cosmos"という感じの光景が脳裡を支配する。こういうものを連夜演奏できる精神構造とか音楽的素養の広がりとかが俺には全く想像もつかない。
メンバーの一人をクビにすることが翌日には決まってしまうようなシチュエーションなのに、コンビネーションには一点の陰りもない。一時は酷かったベースの音量問題も、このツアーの最後の数日は許容範囲に収まっている。

が、冷静に聞き込むと、終盤にはかなりヨレやミスも目立ってくる。それがこのバンドの演奏内容の価値を下げるものではないのだけれど、自らのパワーに演奏者の心身が堪えられないような演奏をするバンド、それがこの時期のクリムゾンだということは言えるかもしれません。


1) Larks' Tongues in Aspic (Part II) この日の"LTIA2"もホイッスルで元気に開始。熟練のブ厚い10/8オスティナートで、開演早々にバンドを頂点の高みに連れていく。これをオープニングに演るのって、凄く贅沢な気がする。
↓押すと音が出ます 注意


2) Lament JWの喉は絶好調。しかし演奏の方はヴァリエーションに乏しいこともあって、正直、お腹いっぱいの感あり。

3) Exiles ほどよいドラマティック仕立て。そして6月の"Exiles"のギターソロのエロさといったら! 2回目のソロがロングトーンで入るところは2日前のアズベリーパーク公演と似ているが、ややフィードバックっぽいノイズが入るあたりは身がよじれそうになるほどのビタースウィート。(酔っ払って書いてるのでスミマセン)

4) Improv (A Voyage To The Centre of the Cosmos) 上機嫌なロングMCに続いて演奏されるこの日の長尺インプロは、前日同様にドラムから始まるが、コード進行はB。歪み抑えめのJWを尻目にDCが不思議ちゃん的なキーボードを披露して存在感を放つ。6分ほどで尻すぼみで終わるかと思いきや、DCが前に出ては引っ込みを繰り返し、リズム隊が綱を引っ張ってはRFが抑え込み・・・という煮え切らない生殺し状態が延々と続く。その間、JWは何度かリフを繰り出し展開を誘うが、それが実るのは12分過ぎ。ようやくドラムが乗り、ベースがドライブし、そこにストリングスメロトロン2台が冷水をぶっかけながら下降していく黄金パターンで締めくくる。

5) Easy Money 最初のヴァースでRFが狂ったフレーズを弾きJWニンマリ。中間インストは6月28日、29日に似た進行を聴かせるが、リズムを完全にブレークさせず最後は歌詞パートに戻ってくる。RFのギターはハーモニクスとボリュームコントロールを組み合わせて、珍しいパターンのソロを聴かせてくれる。

6) Improv (Providence) で、今度は6月27日と似た繋ぎ方で、次のインプロにメドレーで突っ込んでいく。地獄の稲妻のようなベースを下敷きにしたDCのヴァイオリンの、冷えびえとしたキレっぷりは、地獄の釜を一瞬に凍らせる氷のナイフの如し。4分半過ぎからはギターが加わりリズム隊がフロントに出てきて様相は一変、DCの制御から解き放たれたバンドは一気に魔王が暴れだす。Emのようにも聞こえるが、よくわからない。7分半からは再びヴァイオリンが前面に出て混沌を増し、"Red"収録時にカットされた終盤は盛り上がりつつヘヴィーに終わる。まさにインプロヘヴィーメタル。これだけゴチャゴチャ書いておいてアレだが、この凄さには言葉もない。

7) Fracture 珍しい、ステージ後半のチューニング合わせを経て開始。超絶長尺インプロ連発の後にこの難曲かい!と突っ込みたくなる。前半は手堅く分厚くまとめているが、19連打後あたりまで進むと、疲れているときの急ぎ癖が見え、ギターもドラムもややヨレ始める。まるで修行のようだ・・・。

8) Starless BBの「最終ラウンドだ!」というやけくそ?の声とともに"Starless"の幕は開く。RFが中間部で(疲れているんだから、よせばいいのに)チョーキングを多用。進行をミスるが事なきを得る。ジャズロックセクションに移る前でまた居場所を見誤り進行を間違えるが、リズム隊のカバーで進む。最終テーマでもRFはボロボロの綱渡りである。

9) 21st Century Schizoid Man アンコールは"USA"収録版。この疲労感の中で、練習曲のような夥しい手数を速射砲のように繰りだすBB。狂的なギターソロ、重々しいベースソロ、騒乱にむしゃぶりついていくヴァイオリン・・・
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King Crimson Live in Asbury Park/ Live in Providen

 USA~40周年記念エディションのハイレゾ音源DVD Audio版が英国から届くのを待ちながら(日本でも11月末発売らしい)その公式ブートレグ(変な表現だよね?)聴きまくってます。

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