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King Crimson 1974.06.24 Massey Hall, Toronto, Ontario

King Crimson ] TB:0 | CM:0 | 編集  2011/12/30(金)  11:50
kc197406241974年6月24日 トロント/マッセイ・ホール

1) Larks' Tongues in Aspic (Part II)
2) Lament
3) Exiles

4) Improv (The Golden Walnut)
5) The Night Watch
6) Fracture
7) Improv (Clueless and Slightly Slack)
8) Easy Money
9) Starless
10) 21st Century Schizoid Man


最後の北米ツアーもいよいよ終盤。相変わらずリズム隊が暴走する傾向にはあるものの、デヴィッド・クロスがうまくハマったときの演奏の破壊力は半端なく、伝説的なインプロを次々と生み出していきます。

ツアー終盤の典型的なセットリスト("LTiA2"で始まり"Schizoid Man"で締めくくる)が展開される6月24日のトロント公演は多数のブートレッグが存在しますが、オフィシャル音源としては92年にリリースされた4枚組ボックスセット"The Great Deceiver"の中の4曲のみ。ここではその4曲を紹介しますが、かなり長めのインプロ2曲を含む超絶な演奏が展開されています。完全版の公開が待たれるところですが、それは、たぶんフリップが金に困ったときなんだろうな・・・。

2011/12/30追記 フリップが金に困ったのかどうかは定かではありませんが、2011年に完全版がCDでのみリリースされています。赤文字の曲が追加分。レビューも追加しています。

蛇足ですが、これだけの凄い演奏をしておきながら、客からは「宮殿」を催促されるあたりは忸怩たる思いがあったのかもしれませんね・・・。


1) Larks' Tongues in Aspic (Part II) 長めのホイッスルで打ち上げ花火のように始まるLTiA2で幕開けした伝説の日。ややフランジャーが掛ったっぽい深みのあるギターや、あまりリバーブのかかっていないヴァイオリンのの音色のせいか、小細工せずストレートにロックする感のある演奏。
↓押すと音が出ます 注意


2) Lament やはり骨太でドライブ感のある演奏。コーダのユニゾンも華々しい。スコアの固まっている曲は、壮絶なインプロのある日は比較的サプライズの少ない演奏が多い傾向がある気がする。

3) Exiles イントロのバイオリンがなんとも言えない侘び寂びすら感じさせる、まさに「放浪者」という邦題がピッタリの演奏。2度のソロを差し置いて、中間部の"But Lord I had to go~"のフシでの、歪みを除ききった澄んだギターは心が洗われる。

4) Improv (The Golden Walnut) 11分を超えるインプロ。ファンファーレで幕を開け、ドライブ感溢れるリズム隊が曲を強引に引っ張っていく前のめりの序盤、ギターとファズの利いたエレピが交互にソロを取る。3分30秒くらいからはEm→Dに転調し、"One More Red Nightmare"のリフ原型にも聞こえるフレーズが繰り返され、さらには73年のライブで演奏された"We'll Let You Know"的な展開へと曲の姿を変えていく。もどかしくも緊張感のある音のコラージュが、ゆっくりと滴となって垂れるように、静かに静かに曲は終わる。

5) The Night Watch ナーバス過ぎるイントロでの演奏は、この曲の持つ情感を表現しきれていない。それでも歌詞パートになると様相は変わり、しっとりとたおやかな情景が広がる。

6) Fracture この夜の"Fracture"は凄い。走り過ぎず騒ぎ過ぎず、むしろ抑えたスローテンポ気味の演奏だが、その「タメ」が、曲名とは逆に、破綻のない濃密な音空間の構築に一役買っているのではないか。"Structure"とでも呼びたくなる演奏だ。・・・が、終盤、RFの19連打かき鳴らしから一気にMAX音量での演奏が展開されると、BBの騙しリズムなども織り交ぜながら、高速ユニゾンの最上段まで一気に駆け上っていく。これぞまさにカタルシス。持続するエクスタシー。部分的なフレーズでは他日にも素晴らしい瞬間があるが、曲トータルとしては、この日の演奏は最高の部類だ。

7) Improv (Clueless and Slightly Slack) 美しいヴァイオリンソロで始まる"Providence"の類型インプロ。RFのフルートメロトロンを加えつつ曲の様相は徐々に狂気じみていき、そこにヘヴィなドラムとベースが破壊や恐怖のエッセンスを無秩序に加えていく。5分過ぎからリズムが入り、F#mに展開。珍しく?DCがレスポールを彷彿とさせるドラマチックな泣きのソロを入れていく。"The Golden Walnut"もそうだが、ゴリ押しせず、最後の瞬間まで大切に丁寧に演奏しているという印象の残る曲だ。

8) Easy Money この日は丁寧な演奏という印象。中間部はミュートを効かせた感じのギターに、ドラムがところどころ風変わりなオカズを入れながら例によってベースと息の合ったコンビネーションを見せつけて曲を興奮の高みへと押し上げていく。

9) Starless メロトロンがなんだか儚げな音を絞りだしながら始まる"Starless"は、この期に及んで新しいパターンの歌詞。途中で1拍リアルで遅れるRF。中間部ギターはアヤを付けず淡々と上昇。いつもはトラブる最終盤のDCメロトロンが超絶大音量で笑える。

10) 21st Century Schizoid Man 10分クラスの激烈インプロ2曲に、技術的な難曲"Fracture"に、精神的難曲の"Starless"を演って、なおかつ保たれるテンション、溢れ出るエネルギー、迸るクリエイティブのオーラ。まさに化け物。最終ヴァースに向かう6分30秒付近の短いタカポコスカパコスカポカスカって感じのドラムソロパートが最高。
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