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King Crimson 1974.03.31 Jahnhalle, Pforzheim

King Crimson ] TB:0 | CM:0 | 編集  2010/11/09(火)  20:00
1974年3月31日 フォルツハイム/ジャーンハッレ

1) The Great Deceiver
2) Improv
~3) Doctor Diamond
4) Improv
~5) Exiles
6) The Night Watch
7) Lament
8) Starless
9) Easy Money
~10) Fracture


74年春の欧州ツアーも終盤。151回目のライブは、相変わらず嵐が吹き荒れる。コンクリートの瓦礫が一緒に飛んできそうな、重い重い嵐だ。それは、演奏で微妙なニュアンスを表現するというようなものではなく、バランスを崩す一歩手前のリズム隊の音量(単に音がデカ過ぎとも言う)によって主にもたらされているようでもあり、ディフェンスとフォワードが入れ替わったようなアンサンブルによるもののようでもある。ジョン・ウェットンって今思うと闘莉王みたいだなw
冗談はさておき、なぜこんなにもバックラインが前に出たがったのか、わからないが、それはやっぱりバンド内の力関係とか人間関係とかが影響していたのだろうなぁ、と思うところはある。あるいは単にフロントの2人が疲れ切っていたとか。それでいて、必ずしも破綻しているというわけでもなく、音量に頼らなくても輝く瞬間もあるのだ。


1) The Great Deceiver 珍しく"The Great Deceiver"で打ち上げ花火のように開幕。酷い音質だがドラムは妙に輪郭がはっきりしていて、騒乱の極みのイントロでも(当り前だが)雑にならず一音一音を大切に叩いている様子が伺える。メンバーがこの曲をあまり気にいっていなかったのか、演奏に困難を伴ったのかはわからないが、もっとライブで聴きたい曲ではある。
ただし、JWのヴォーカルは終盤で音を外しまくりで、いただけない。

2) Improv ここからは春のヨーロッパツアー定番の展開に戻り、"Doctor Diamond"のイントロを導くF#mのインプロとなる。ギターのフィードバックの叫びは鋭く、DCがバイオリンではなくストリングスメロトロンを鳴らすなどの効果で、より一層、悪魔的な展開。

3) Doctor Diamond イントロからヴォーカルパートへの繋ぎがうまくいかずJWが先行(あるいはDCが置いてけぼりか?)。それにしても低速版"Dr. D"の重さは相変わらずで、ベースがエイトではなくシックスティーンでリズムを刻めるほどにテンポは遅い。極端に。

4) Improv 冒頭の一瞬で"LTiA1"かと思わせるEmらしきインプロ。前日同様に"Talking Drum"への連結を連想させるフルートメロトロンが聴かれたり、エレピの裏で控え目な音量で30秒以上のRFのロングトーンや後の"Providence"で聴かれるような鬼気迫るフレーズも飛び出してくるが、全体としてはあまり明確な輪郭を持たないまま、これまた定番パターンで次にメドレーで繋がる。

5) Exiles 妙にドラムのノリが良い(特にキックの♪タタンタンタン、って感じのリズム)のが、いつもの"Exiles"らしくない。"and a military band"の節回しは前日に続いてアヤつき。終盤のギターソロは、やっぱり控え目な音量ではあるが、この曲には珍しく速弾きだ。いずれにせよ、この時期の「重過ぎる」クリムゾン向けの曲ではない・・・。

6) The Night Watch この日はイントロから繊細で、それでいて危なっかしさがなくて、とても良い。っていうか、掻き鳴らしギターの出来に左右される曲だよなぁ。メロトロンのバランスも、ギターソロも、"~ one by one. Defenders of that way of life"の節で声を張り上げるのも素晴らしい。

7) Lament ベースはバリバリ、ドラムもパーカッシブでロックバンドとしてのアンサンブルを感じさせる好演。ヴォーカルナンバーが続いて、JWの喉も好調。中間部のギターソロがスタジオ版に準拠なのは、発売直後の"Starless and Bible Black"のプロモーション的な意図を含んでのことか。(ほら、フリップってそういうところ妙に細かく拾いそうじゃん?)

8) Starless 細部のアレンジや歌詞は27日のアウグスブルク以降で固まりつつあり、初演から僅か十日余りにして、安定感は日に日に増していく。中盤の階段ではドラムがアイディアに詰まるようなところもあるが、ジャズロックセクションではリズム隊が大暴れでメロディー隊のソロを置き去りにするかのような、嵐の如き演奏を繰り広げる。途中でRFが2小節余分に弾くことなど全く気にならない強烈なパフォーマンスだ。

9) Easy Money 3日続けて、この日も熱い演奏。その3日間に共通しているのは、いずれも"Fracture"にメドレーで連結していること。"Fracture"の序盤との対比を際立たせるために意図的に賑やかに演奏していると想像するのは考え過ぎか?
それにしても、イントロからのリズム隊の、ギターとメロトロンを弾き飛ばすような、V8エンジンのような低トルクの荒々しい推進力は、凄味すら漂う。そしてヴォーカルの激しさもここ数日の"Easy Money"の常だ。インストパートに入っても嵐は継続し、暴走機関車のごときドライブ感で突き進む。そうかと思えばリムショットの8ビート連打が延々と続き、繰り返しの魔力が聴く者の頭の中を麻痺させる。まさに怪演。全くトーンを落とさずコーダに雪崩れ込むクリムゾン。誰かリズム隊の2人を止めて~~

10) Fracture 3日続けて"Easy Money"からのメドレーで演奏される。そして3分で音は途切れてしまう・・・
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