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King Crimson 1974.03.19 Palatza Delo Sports, Udine

King Crimson ] TB:0 | CM:0 | 編集  2010/09/21(火)  20:00
kc197403191974年3月19日 ウディネ/パラッツォ・デッロ・スポルト

1) Larks' Tongues in Aspic (Part I)
2) Lament
3) Doctor Diamond
4) The Night Watch
5) The Great Deceiver
6) Guts On My Side
7) Improv
~8) Starless
9) Book of Saturday
10) Exiles
11) Fracture
12) Larks' Tongues in Aspic (Part II)


73年秋に超絶的なライブパフォーマンスを立て続けに披露したクリムゾンは、74年1月に"Starless And Bible Black"を制作。それは単なる「スタジオ演奏の録音」と「ライブ録音のリミックス作業」に留まらず、ライブで公開していない全くの新曲の立ち上げに加え、73年からの曲をリメイク(そこには、インプロ曲にボーカルを後付けするというハイブリッドな試みも含まれる)するなど、溢れ出るパワーを楽曲に昇華させる充実したリハーサルであったことが伺い知れる。

通算141回目のライブであるウディネ公演はレコーディング後の最初のステージで、まだ"Starless And Bible Black"は世に出ていないため聴衆にとっては未聴の曲が多いが、反応はイタリアらしく熱狂的。73年に聴かせた端正さとポップの度合いが、書き下ろされた、あるいはリニューアルした楽曲を下敷きに絶妙にミックスされている。そしてこの日は、アルバム収録はおろかライブでも金輪際演奏されることがなかった"Guts On My Side"が披露された唯一の日でもある。(2回演ったとか、73年にも演ったとか、諸説あり)
また、この日からしばらくは"Schizoid Man"を演奏しなくなっているのも興味深いところだ。

あと10日もすると、バンドは急速にヘヴィメタルな度合いを増し、最高の瞬間を時折見せながらも、火球が落ちる直前の線香花火のようにバランスを失っていく。その直前のこの時期のライブは、必聴だ。


1) Larks' Tongues in Aspic (Part I) バイオリンをフィーチャーした短いインプロ的なイントロでツアーが幕開け。BBはパーカッションをぶらさげる足場(?)を叩いたりホイッスルを鳴らしたりと初っ端からエンジン全開。アレンジは前年の後半と同様の短縮版。DCが微妙に進行を間違えるも、中間部では相変わらず美しいソロを聴かせる。

珍しく、早めのタイミングでメロトロンのチューニングを確認。

2) Lament ボーカル2番の歌詞後のベースの入り、ドラムのパターンなどが細部に渡ってリファインされ、スタジオ収録版と同様の展開になった。中間部のギターソロもスタジオ版同様の歪ませたアルペジオ。それにしてもJWの歌は前年に対して一気に説得力を増している。

3) Doctor Diamond 73年夏の北米ツアーを最後に演奏されることのなかった曲が、ここに復活。中間部の早弾きメロのパートが重々しいアレンジに一変し、全体としては全くの新曲のようなイメージを与えてくれる。中間インスト部からボーカルに戻ってくる裏ではメロトロンの伴奏が付くことでドラマチック性も一気にアップした感がある。クリムゾンの歴史の中で早くからライブで演奏され、再生までされた曲がなぜスタジオ版に収録されなかったのか・・・

4) The Night Watch 微妙なアレンジ変更がなされ、スタジオ収録版と同様にギターソロと最終ヴァースの間にブレークが入るようになった。(正確には、アレンジ変更を反映したのがスタジオ収録以降ということか)
ただし歌詞からギターソロに移る際のJWの"Hey~Hey~"は残されていて、それがこの曲の叙情性を盛り上げていることに改めて気付かされる。

5) The Great Deceiver これは文字通りの初演。JWのボーカルに一抹の危うさはあるが、好戦的なユニゾンのイントロから6/8(?)のボーカルパートを経て、終盤のリフまで一気に突き進む。ノリがいいのか悪いのかよくわからない曲ということなのか、聴衆の反応はいま一つ。

6) Guts On My Side 73年の4月から6月にかけて演奏していたインプロの下敷きとなっていた定型リフを再利用したボーカルナンバー。UKの"Caesar's Palace Blues"風の歌い方も含めて、当時のクリムゾンが各自のアイディアを持ち寄って演奏していた事、インプロとは言え「初めて演った曲」ばかりではないことなど、楽屋裏まで含めた実情が見えてくる。
曲に対する聴衆の反応は上々のようだが、なぜこれが「お蔵入り」になったのかは定かではない。

7) Improv 演奏を始めてしばらくの間は音がオブジェ的に散りばめられるが、ギターがDでソロを取り出すとリズムの輪郭もはっきりとし始め、エレピを下支えにしつつリズム隊に主導権が移っていく。どこまでも暴走できそうな雰囲気でインプロは続くが、メロトロンの音とともに尻すぼみで唐突に次の曲に移る。

8) Starless おそらくは"Starless And Bible Black"にそのままのタイトルで収録されることも検討されたであろう名曲の初演。後にスタジオ収録されたバージョンでは2本のサックスが強い印象を与える曲だが、この時点では4人編成を前提にしたアレンジ(=バイオリンが主メロを弾くが微妙に旋律が違う、"Fracture"で使われていたパートの再利用である後半の高速13/8ジャズロック部でのソロはRFかDCが担う・・・程度の差異)が既に出来上がっている。この日ならではの違いと言えば、2番の後にRFのメロトロンが1小節飛ばしていること(わざとか間違いかはわからない)と、JWの節回しっぷりくらい。初演ながら、ジャズロック部で緊張から解き放たれた聴衆からは早くも喝采。ジャズロック部1回目はシャープなギターのコードカッティングを背景にバイオリンソロ、2回目のギターソロの緊迫感は喉から心臓が飛び出るような緊張感に溢れたもので、一気に最後の主メロまで疾走する。
RFは、この曲を間違わず最後まで演奏することの方が少なかったようだ。この日は延々と上昇し続けるパートで位置を見失い、ジャズロック前半と後半の間の歌メロで迷う。が、この緊迫感では無理からぬことだとも、少しだけ思う。

この日2回目のメロトロンのチューニング。単なる休憩という気もする。

9) Book of Saturday 実に上質で濃密な箸休めと言ったら怒られるだろうか。

10) Exiles この曲は73年と同様のアレンジ。美しいバイオリンの旋律と、高低を駆け巡るギターソロの芳醇な音色には泣けてくる。最後の最後で左メロトロンの音が狂ってしまうのだが・・・。

11) Fracture やはり73年のアレンジを引き継ぐ。前半は攻め急がずじっくりと腰を据えた演奏だが、後半はリズム隊が前に出たくて出たくてしょうがないという雰囲気。個人的には、9分38秒のブレークでのドラムだけで飯が3杯食えるw
そして最終盤の上昇はお約束通りメロトロン不調・・・。

12) Larks' Tongues in Aspic (Part II) 珍しくバイオリンが良く録れている音源で、ガリガリのベース、「飛んでくるレンガ」に立ち向かうDCの演奏を堪能できる好テイク。RFのイントロが通常より1拍少ないレアものであることも特徴。
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