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King Crimson 1973.10.06 University Of Texas, Arlington, TX

King Crimson ] TB:0 | CM:2 | 編集  2010/04/15(木)  22:00
kc197310061973年10月6日 テキサス州アーリントン/テキサス大学

1) Improv
~2) Larks' Tongues in Aspic (Part I)
3) Easy Money
4) The Night Watch
5) Fracture
6) Book of Saturday
7) Lament
8) Improv
~9) Exiles
10) The Talking Drum
11) Larks' Tongues in Aspic (Part II)
12) 21st Century Schizoid Man


73年夏のツアー終了後2ヶ月半のブレークを挟み、クリムゾンは9月19日からこの年3回目の北米ツアー(27日間19公演)を敢行。ブレーク期間が単なる休息ではなかったことは明白で、幾つかの新曲が出来上がり、既存曲のアレンジは新しくなり、新たな発想のインプロヴィゼーションが演奏された。73年秋~冬のクリムゾンは、"Larks' Tongues in Aspic"の集大成としてではなく、後の”Starless and Bible Black”につながる新たなクリムゾンと位置付けられる。

通算112回目、第3次北米ツアーとしては15回目のライブとなるアーリントン公演は、新たなピークに向かい上昇していく新型クリムゾンが堪能できる。74年春に発表される新曲も、アルバム発売に半年先駆けて既に演奏されており、曲が磨かれていく過程を目の当たりにできるのも非常に興味深い。


1) Improv 導入部はリラックスムードの中にギターソロが含まれる展開。このまま次の"LTiA1"につながっていく。

2) Larks' Tongues in Aspic (Part I) パーカッシブでヘビーなリフは相変わらずだが、冗長さを廃し新たな緊迫感を生み出すためのアプローチか、このツアー以降、その先のワウベースのセクションはカットされバイオリンソロのセクションに直接突入(個人的にはワウベースパートは残って欲しい)。また、ドラマチックなコーダはドラムが拍を刻むロック的なアプローチが目新しい。

アメリカツアーでの挨拶は「紳士淑女の皆様こんばんは」ではなく「よう、ハッピーヒッピーども」という「いかにも」なもの。会場とのやりとりは何やら皮肉めいた冷ややかなものだが、聴衆から"yee-hah"という掛け声が掛かるあたりがいかにもテキサスのノリだ。

3) Easy Money この曲はいつものようにJWのボーカルが大音響。中盤のインストは後半に向けて気持ちよく盛り上がり、最後は”We’ll Let You Know”のイントロを思わせるRFのギターのハーモニクスで終わる。

4) The Night Watch このツアーから投入された新曲。センシティブなイントロは情感たっぷりで泣きたくなるほどに美しい。ゆっくりと謳い上げるボーカルにもバイオリンのフレーズにも「溜め」「コブシ」がたっぷりで、中盤のギターソロも美しく、なんだか日本人の心に直接訴えかけてくるようだ。なおこの時期は、ギターソロと最終ヴァース"♪So many years we suffered here"を橋渡すF#mのブレークは入らない。

5) Fracture 一部のフレーズは春ツアーでもインプロの中で試されていたが、まとまった曲としてはこの秋ツアーがお披露目。複雑怪奇な上昇パターンを持つこの曲、この時点では構成が確定版よりもさらに微妙にネチっこく、途中に”Starless”終盤の8/8+5/8のジャズロックセクションが飛び出すなど実に14分を超える演奏。最終盤の上昇ではDCのストリングス・メロトロンが不気味なバックを奏で、混沌に最後のムチを与える。鬼気迫る演奏とはこのことだ。未発表曲でありながら、聴衆の反応は凄まじい。

6) Book of Saturday ほっとする。小曲だが、JWのボーカルと間奏のギターの魅力はいつもながら捨てがたい。

7) Lament 3つ目の新曲。一部パーツは72年の初演から使われているものだ。2ndヴァースのあとのベースの入りがスタジオ版より早かったり、中盤のスネアの連打数に違いがある以外は各パーツとも早くも成熟しつつあり、スタジオ版や別公演との違いは微妙なバリエーションの差異に留まっている。

8) Improv この9月公演から採用されたリズムボックスを下敷きに用いたインプロ。序盤でDCのエレピか、BBのグロッケンシュピールか、どちらにしても大変珍しい展開。珍しいFmの展開だが後半はやや冗長か。

9) Exiles このツアーでも相変わらずインプロからメドレーでの演奏という形態。重々しいイントロからリフに入ったときに聴衆からは感動の拍手が起こっている。曲の輪郭は変わらず端正で、バイオリンのビブラートは美しく、ギターソロ1回目の裏では(たぶん)JWが感嘆の声を上げている。2回目のソロでは37年の時を経て聞いている俺が感嘆の声を上げてしまう。

10) The Talking Drum パーカッション(たぶんスティックではなく手)のキレは凄まじい。低音で這いずり回るギターを尻目にフロントを占領するバイオリンだが、この日は早めにギターに主導権を渡してしまう。終盤は徐々にペースアップし非常にパーカッシブな演奏だ。

11) Larks' Tongues in Aspic (Part II) 前の曲を引き継ぐ形で、ドラムはスタスタパカパカとけたたましく鳴り響く。途中でRFが一人、(たぶん、うろたえている様子がないので意図的に)ワンフレーズ先行してしまうが、このズレと不協和音が曲の進行上絶妙なスパイスとなっている。基本的にドラムの暴れっぷり以外はワンパターンなこの曲でこのような差異を見出すことができるのは、我々フリークには無上の喜びである。(単に病気とも言う)
↓押すと音が出ます 注意


12) 21st Century Schizoid Man 演奏開始とともに熱狂的な反応。ボーカル裏のドラムがメチャクチャかっこいい。野太いフィードバックを多用したギターソロからベースソロ、さらにエキセントリックなギターソロへと移行。この日は実にスカタカとキレ味抜群のドラム。DCの割り込む余地が全くない・・・
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コメント

No title

74年の「アズベリー・パーク」ライヴばかりを聴いている身としては、切ないです(--)。

ナビスコ神戸戦は単純に勝ってよかった。

騒乱混沌の72年、収斂発展の73年を聞くと、74年のヘヴィさもより際立つというものです(^o^)

次の川崎戦は一つ目の正念場ですね
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