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King Crimson 1973.04.09 Olympia, Paris

King Crimson ] TB:0 | CM:0 | 編集  2010/03/23(火)  22:00
kc197304091973年4月9日 パリ/オリンピア

1) Doctor Diamond
2) Larks' Tongues in Aspic (Part I)
3) Easy Money
4) Improv
~5) Exiles
6) Peace - A Theme
~7) Improv
 ~8) Book of Saturday
9) Improv
~10) The Talking Drum
 ~11) Larks' Tongues in Aspic (Part II)
12) 21st Century Schizoid Man


73年の正月早々に"Larks' Tongues in Aspic"を収録。その後、2月のロンドン公演を境に4人編成となったクリムゾンは、3月16日から10日間のイギリスツアー(9公演)、さらに落ち着く暇もなく3月30日から11日間のヨーロッパツアー(9公演)という強行日程の中でバンドのコンビネーションをさらなる高みへと発展させていく。

通算52回目のギグにあたるこのパリ公演は、上述のツアーの最終日。
アルバムのプロモーションの意味合いか、あるいはタイトな日程でバリエーションを生み出すエネルギーに欠けたのか、既発曲はアルバム収録版を比較的忠実になぞった丁寧な演奏が多い。しかし、スコアの枠の中でエネルギーを昇華させていく様はJM脱退の影響は全く感じられず、逆にインプロ曲では「雛形」を使うことによってアイディアを発散させず集中力を増した演奏を繰り広げるなど、彼の遺した種火を使いながら次のステップに向けてエネルギーとコンビネーションを高めている。
JMという起爆剤を失ったクリムゾンではあるものの、より「バンド」としての凄みを身に付けつつある、という印象の演奏だ。


1) Doctor Diamond 前年の初演でパーツだけは披露されていた唯一の未発表曲。フェードイン気味に入り、後の"Discipline"を思わせるような高速のギターが入る中間部を経てカッコいいコーダで締める。このまま"Starless and Bible Black"のA面に収録されても何の違和感もない。

2) Larks' Tongues in Aspic (Part I) 基本構成はスタジオ収録版と同じ。ノイジーな導入部に始まり、非常に重いリフ、JWのヘヴィなベースと、曲後半でクリアに響くバイオリンソロの対比が印象深いテイク。

3) Easy Money 終始重くスローな展開。2ヴァース目の歌詞はこの時期既にライブ専用のものに置き換えられている。中間部のインプロでは歪のないジャズノート風の高速ギターが徐々に病的に高揚していくドラマチックな展開。

4) Improv 不安げなGmのバイオリンソロで始まりつつ徐々に混迷の度合いを増し、7分30秒付近のウーマントーンのギターソロを合図に、曲は単調なベースラインを持つこの時期特有のEm定型パターンに突入していく。他の日は定型リフをコーダで使うケースが多かったようだが、この日は何度も不時着し、そのまま次の曲に繋がっていく。なお、このリフは最終的に翌74年に"Guts On My Side"というボーカル曲に昇華する(そしてあっという間に消える)重要パーツだが、このパターンが公式音源で聴けるのはこの日のみ。(そのうち、セントラルパークでの同種インプロの映像が公式発売されそうだが)

5) Exiles 72年に試行錯誤が続いたアレンジは、スタジオ版とも微妙に違うライブ用の聞きなれた形態に。終盤でメロトロンがメインテーマとは別のメロディーに移行する形も見えてきたが、最後のスキャットは「♪ルルル~」と可愛らしく、終盤のギターソロもまだ控えめ。インプロからメドレーで演奏されるのも72年と同様。

6) Peace - A Theme RFがギターを爪弾き始めたときの聴衆の歓声がなんだか微笑ましい。が、これは続くインプロのきっかけに過ぎない?

7) Improv 期待される"Cat Food"には雪崩れ込まず、平和な曲調を引き継いだインプロ。珍しいメジャーのA。だが後半、RFが"The Sailor's Tale"風(アースバウンド収録版)のソロを取りだすと、いつものマイナーのAに。

8) Book of Saturday この曲も72年同様にインプロからメドレーで続く。アレンジは、後半にバイオリンが入る聞き慣れたパターン。

9) Improv 6)~8)の牧歌的な流れから雰囲気は一転。風の音と金物系パーカスに導かれ、崩れているがたぶんAmを発信源とした邪悪な空気がホールに満ち満ちる。オカルト映画か未知のダンジョンか、子供は泣き出し大人は恐怖に顔が引きつる。これほどまでにイメージが邪悪で統一されたインプロは、非常に貴重なテイクだと思う。

10) The Talking Drum 恐怖はそのまま重く単調なリズムに引き継がれ、呪術的なバイオリンと裏でかすかに鳴くギター、そして演奏は悲鳴のような金切り音に変化し、恐怖を極限まで増幅させていく。この日のライブを体験した人は、この恐怖のメドレーが夢に出てくるようなことはなかったのだろうか!?

11) Larks' Tongues in Aspic (Part II) RFが途中で1拍短縮という微妙なアレンジを加えつつ、この日はゆっくりとしたテンポで、明確な輪郭で演奏される。邪悪な展開の後に訪れるカタルシスはクリムゾンの真骨頂だ。
↓押すと音が出ます 注意


12) 21st Century Schizoid Man 72年同様にこの時期はまだ4カウントで曲がスタート。1コーラスで熱狂する聴衆の声を聞くと羨ましくなります・・・が、曲想が変化し次の展開が楽しみになる中盤で残念ながらテープ・カット!
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