2002年 時間と体力に限りあるサラリーマンと主婦の「エンジョイフットボール!」

[赤]戦闘記録 ] TB:- | CM:- | 編集  2002/11/24(日)  22:00
無為な時間を過ごす喜び

03/09 浦和×FC東京(埼玉スタジアム2002)

呆然とするしかなかった天皇杯準決勝での敗戦から2ヵ月強・・・。
相変わらずオフのニュースが満載だったレッズですが、珍しい事に今年は将来に期待を持たせるようなニュースが多く、開幕前の期待度は急上昇。しかし、私とカミさんの忙しさも一気にアップ。体力・気力は急激にダウン。
横浜での開幕戦は、<息子のサッカーの試合>と<社内試験のためのお勉強>で夫婦揃って欠席せざるを得ず、このホーム開幕戦が、我が家にとってのリーグ開幕です。もっとも私は、参戦が叶うかどうか前日まで見通しが立たず、ほとんど急遽参戦状態だったのですが。

私は朝8時過ぎに自転車で家を出発。10キロの道のりを20分。快調!
ここ1ヵ月ばかりは、休日出勤・家に仕事を持ちかえり・風邪・・・で、自転車に乗るのも1ヶ月ぶり。爽やかな春の空気の中で久しぶりに乗る自転車の味は格別。ところが、スタジアムに到着してみると、駒場で感じるホーム開幕のワクワク感が感じない。開幕戦の敗戦とか、埼スタでのナイターだとか、色々要素はあるのでしょうが・・・。
でも、日差しは暖かく。大量に飛んでいるはずの花粉が、風が強めな割には鼻を悩ませる事もなく。ブラブラ散歩にも飽き、何もせず何も考えずにボーッとしているうちに眠気が襲ってきて・・・あぁ、なんという贅沢。

一方のカミさんは、子供二人を連れて開場直後に到着。マンションの人と合流し、日頃のストレス発散とばかりに、他愛のないおしゃべりに花を咲かせたようです。
そのおしゃべりが試合への文句へと変わるには、さほどの時間は要さなかった模様・・・。

帰りの道中で選手個人への批判は封印した私たちでしたが、息子は
『○○はボールが来ないと全然動かないよね・・・』
なかなかに鋭い5歳児です。※○○の中には、お好きな名前をどうぞ


気持ちワクワク ハートドキドキ 頭クラクラ そのココロは・・・

04/07 浦和×広島(駒場スタジアム)

今回の試合は家族4人での駒場参戦で、バックスタンドの椅子席を確保する必要があったのですが、私もカミさんも大寝坊。もっとも、私は前日の自転車@荒川サイクリングロード疲れ、カミさんは職場の飲み会で午前様だったわけで、言い訳も何もあったもんじゃありません。雨上がりの駒場に到着したのは8時半頃。並び慣れた東側も、'98年の最終戦以来の西側の並びも、長蛇の列。それもそうです。開幕から1ヵ月以上たって、ようやく駒場での試合なんですから。
それにしても、前日は日焼けするような日差しだったのに、この日は肌寒くて・・・。花粉の季節は終わったはずなのに、くしゃみが止まらない。一方のカミさんも風邪気味で(だったら飲みに行くな)、マスクを付けた怪しいスタイルで、J2時代以来の駒場に到着です。

開門。久々に西側から入場してバックスタンドに回ってみると、そこは、あっという間に埋まっていました。いや、あちこちに隙間はあるんですが、家族がまとまってとなると難しい。駒場では自由席が不自由席だという事を改めて実感します。そこで、急遽西側立ち見席のいちばん端、まさにゴールの真裏に場所取りです。
ところが、不本意ながら・・・のこの場所が、試合が始まるとカミさんと子供たちにとっては最高の特等席となりました。なにしろ、エメルソンとトゥットというJ屈指の2トップの破壊力を、スタジアム内で最も近い位置で堪能したわけですから。そりゃーもう、頭もクラクラするってもんです。
一方、家族と離れて東側に移った私は、エメルソンの瞬間芸(前半の3点目)などは見えやしません(注:視力0.4、眼鏡なし)。まったくもって羨ましい。時折止まらなくなるくしゃみ・鼻水・涙のアレルギー三重苦に加えて、そのうち激しい喉の痛みも覚え出してしまい、違う意味で頭クラクラ・・・こりゃ花粉症じゃねーな。鬱。

それでも、開幕戦にも似た(つーか、開幕恒例のjoinノートが配られるとは思わなかった)高揚感と、超絶ストライカーの4ゴール。フットボールそのものが持つ魅力に、動悸は激しくなり、脳内麻薬をドバドバと分泌しまくった家族4人は大満足で駒場をあとにしたわけですが、その後がいけなかった。カミさんは咳が止まらず、帰りのシャトルバス(西口まで回るのは無駄無駄!)では貧血気味に。私は、とにかく喉が痛くて、頭も痛くて、ゲンナリ。
幸せな試合だったからよかったようなものの、これで負けてたら、駒場からタクシーで帰るところだった・・・カミさんとそんな話をしたのは、自宅の最寄り駅まで電車+徒歩20分で帰ろうという当初の予定を変更して、大宮から乗車したタクシーの車中でした。
帰宅して、祝杯をあげるでもなく、この日は終わり。熱を測ったら予想どおり発熱していた私は、さっさとベッドに入ったのでした。カミさんも、即爆睡・・・。


もっと熱くなれ! (おじさん疲れちゃうけど)

07/13 浦和×磐田(埼玉スタジアム2002)

ワールドカップが終わって半月。この半月という期間は、俺たちの「浦和中毒」を最高潮に高めるには実にうってつけの日数だった。
この日、埼スタに詰め掛けたのは約5万9千人。まさか埼スタで売り切れるなんて事は予想もしていなかったのだが、のんびりしていたカミさんと子供2人は自由席完売の煽りを受けメインアッパーの指定席。しかも「3席連番」がなく2席のみの購入。下の息子は母親の膝の上というシチュエーションだ。

指定席での観戦は、カミさんにとっては窮屈な時間だったようだ。当然だが、周りには立ち上がる人も歌う人もいない。限りなく磐田ゴール裏寄りだった事もあり、周囲には「ジュビロファン」(カミさんは「ジュビロサポ」と言わずに「ファン」と言っていた)も結構な人数がいたらしく、右隣には「ジュビロギャル風の、ユニフォームとかタオルとかバンダナとかでビシッと決めた若造りのおばさん」(これもカミさんの言葉である)がうるさいのに閉口したようだ。この若造りのオバサン、アウェイの地で周囲に全く気を使うことなく存分に喜びまくるのみならず、浦和に呪いの言葉を吐きまくっていたらしい。試合終了後、オバサンの前を通って帰る同じ列の人が「ちょっと前スイマセ~ン(にこ)」とか言いながら軽く蹴りを入れていたらしいが(それも一人や二人じゃないらしい)、俺ならそんな事はしない。しない、というのは蹴りを入れないという事ではなく、アウェイで、ホームのサポーターを挑発し、彼らの前で勝ち誇る事だ。このオバサンの行動は、平和で安全なスタジアムとか、そういう議論とはまったく別物だと思う。それとも、俺の思い上がりか?

ゴール裏は、リーグ戦再開を待ちわびたヤツらで一杯だった。久しぶりの試合で声も出ないし、暑くて跳ねる力も湧き出てこないし(跳ねたけど)、とにかくおじさんには大変な季節だけど、それ以上に、一体感を持って浦和をサポートする事の喜びの方が全然デカい。
俺たちは、もっともっと熱くなっていいのだ!

「応援する人が少ないから負けちゃうんだよ・・・」
息子は、指定席の周りの人たちがおとなしく観戦している事に強い不満を感じたようだ。
次節は国立。駒場より安全で、場所の確保も遥かに容易で、埼スタのような跳ね上げ式のシートでもない。ここはひとつ、5歳の彼をゴール裏に連れて行って、観戦ではなく「一緒にサポート」しようかと思っている。
レディアの絵付きの「可愛らしい」赤いTシャツなどではなく、大人と同じマフラーでも与えようか。


5歳児のサポーター根性

07/20 浦和×札幌(国立競技場)

磐田戦で「応援する人が少ないから負けちゃうんだよ・・・」と呟いた5歳の息子。この試合は、その息子の実質的なゴール裏デビュー戦である。

「実質的」というのは、過去にも国立でゴール裏に来た事はある。が、その頃は座ってぼーっとしてるだけだった(2歳なのであたりまえ)。最近は駒場の西側や埼スタのコーナー付近で、周囲の静けさにも構わず手拍子やコールに参加していたようなので、ならばゴール裏で本格的なサポートを体験させよう、という事だ。もちろん、雰囲気を体験するだけのゴール裏参戦をこの俺が許すはずもないので、試合前には「いいか、選手が一生懸命やってるんだから、俺たちも一生懸命やらなきゃダメなんだぞ」と吹き込んでおいた。引きずるような長さのタオルマフラーを一丁前に巻きつけた息子、やる気満々のポーズの中にも神妙な面持ちである。

それにしても、息子はラッキーだ。姉が確保してくれた場所がオーロラビジョン中央の後ろから2列目だったおかげで、ゴール裏デビュー戦にして、国立のスタンドからはみ出す大きさの、あのデカ旗持ちにも参加しやがった。こっちは「もし手を離しちゃったら一大事!」とかって緊張しているぐらいなのに(笑)。

今日は徹底的に親バカに徹するが、試合中の息子は実に大したものだった。
頭上で手を叩き、野太い大人の声に対抗するようにコールをがなりたて、歌が解らないなりに「レッズッ!」と叫び、跳ねた。前半終了時には、「今日はあんまり跳ねないねぇ」と、いささかもの足りなさげですらある。後半のアレ浦和→Pride of Urawaも、延長突入前も、延長でも、休まずにサポートを続けた。何度でも言うが、いや何とも大したヤツだ。初めてのサポートらしいサポートで、延長戦までやり抜くとは・・・!

相当疲れたのだろう。帰りの電車では、だっこで爆睡だった・・・。
俺は息子とビールで乾杯したい気分だったがね。


おチビが埼スタで跳ねるには・・・?

09/28 浦和×清水(埼玉スタジアム)

家族4人で参戦の予定だったんですが、前日から娘が体調を壊し(季節の変わり目で風邪を・・・)、息子と姉との3人体制での参戦となりました。
朝8時過ぎから一人で並びだしてから暫くは、生憎の冷たい雨は時折強く、吐く息は白い。なかなか試合へのワクワク感が高揚しなかったのですが、カミさんに送られてきた息子と合流した頃には雨もやみ、開門から試合開始までの長い時間も息子と適当にジャレたりして、まぁそれなりに楽しく・・・。

さて、息子と一緒に向かった先はゴール裏。息子に「座って見る? ゴール裏でやる?」と確認した上での、本人からのリクエストでもあります。となると、彼のような小さな子供は、必然的に椅子の上に立たなければならないわけで・・・。
ところで、埼スタの座席は折り畳み式。バックスタンドのように座って観戦するなら何も問題はないんですが(いや、実際には、カミさんがチャンスに腰を浮かして、次の瞬間に再び腰をかけようとしたら座席がなくって尻を打った事があるんですね~・・・)、跳ねようが跳ねまいが、その上に立つとなると、ちょっとした体重移動の加減で座席が跳ね上がって、背もたれと座席の間にはまってしまうというのが容易に想像できてしまいます。
そ・こ・で! お父さんは考えた!


【その1】
紐でもあれば、座席を固定できるだろう。座席の支柱と固定しよう。
そんなわけでカミさんにナイロンの紐を持って来てもらったんだけど・・・うまくいかず。
【その2】
改善策。が、これはさすがに同列の人に顰蹙を買う事が容易に想像できたので、トライする前にボツ。 【その3】
しょうがないから座席を足で押さえよう、と。
で、俺一人では何かの拍子に座席が跳ね上がってしまう恐れが大なので、フェイルセーフの発想(嘘)で、同じようにやれ、と姉にもリクエスト。
一応トライしてみたところ、確かに座席は安定したのだが・・・
あまりにも絵的に情けない事に0.3秒で気が付きボツ!

結果的には、フロアに立っても前は見えました(笑)。


正直、雨は勘弁してくれ

10/19 浦和×名古屋(埼玉スタジアム)

カミさんは小学校のバザーの手伝い。娘は熱を出して寝込み、このところゴール裏志向が強くなってきた息子は・・・そういえば、「行く~!」って騒がなかったなぁ。
そんなわけで、仕事の疲れ(終電→仕事関係の酒→終電)と寝不足(夜更かし→息子と寝たため※どうも気を使ってしまう→夜中にふくらはぎがつる)と筋肉痛(夜中に※以下略)の三重苦状態だったが、それでもなんとか8時過ぎには目覚めた。眠い。シャワーを浴び、コーヒーを飲み、1週間放っておくとペシャンコになってしまうタイヤに空気を入れ、なんだかんだで家を出たのは9時過ぎ。疲れた体にロードバイクはきつい。でも、途中のコンビニでレプリカを着たご婦人と挨拶を交わし、追い抜いていく車から赤いフラッグを振られ、自転車に乗っていくウキウキ感もあって、スタジアムに到着した頃にはすっかりご機嫌である。

並び列に加わって最初にやった事は・・・駐輪場で自転車にライト取付用のアタッチメントをハンドルにセットする事だった。ロードバイクにライトは付いていないが、なにしろ、試合が終わる6時には既に暗くなっているから、ライトは必須アイテム。試合終了後に暗い中で作業をするのもなんだから、暇な待ち時間を利用してやっちまおう、というわけだ。で、アタッチメントを取り付けて、試しにライトを取り付けてみようかな、とバッグの中をゴソゴソ・・・ゴソゴソ・・・ゴソゴソ・・・ねぇよ! そういえばリアの反射板も付いてねーよ! そういえばサドルバッグを取り付ける時に邪魔だから外したんだよ! 帰り道は無灯火で走るのかよ! うあぁぁぁぁぁ・・・鬱! 激しく鬱!! はげ鬱!!!

などと心の中で叫んでいてもしょうがないので、選手入場時のサポートパフォーマンスの下準備を手伝ってみたりして回復。

ところが、である。雨である。
いや、俺が濡れるのは、いい。そんな事じゃなくって、メカの細かな部分まで泥だらけになる、油が飛ぶ、しまいにゃ錆びる、自転車の大敵、雨である。安バイクとはいえ、濡れないように気をつけてきたのに・・・それでなくても、この前ハンドルに巻くバーテープを交換した時に、ハンドルの錆びがショックだったのに・・・。しとしとどころか本格降りだ・・・。ブレーキの効きが極端に悪化する雨の中を無灯火で走るなんて・・・鬱! 激し(以下略)

結局、カミさんに迎えに来てもらったのだが、スタジアム近くの某所までの約1キロ、「かしゅかしゅかしゅ・・・」と音を立てるばかりでママチャリ以下の制動能力(※全てのロードバイクがそうではない。安ブレーキだから)は正直、怖かった。

このページの更新が終わったら、自転車の整備である。


残ったものは悔しさだけ?
いや、そこには多くの人の努力と熱意がある!


11/04 ナビスコカップ決勝 浦和×鹿島(国立)

【チケット】

なんたって「決勝」である。勝てば「優勝」である。忙しさのあまり、2ndステージのチケット発売日をころりと忘れていた俺たちであるが、こればっかりは黙っているわけにはいかないのである。
ところが、チケットの発売日は娘の運動会。娘を泣かすわけにはいかない。そこで俺たちのチケットを確保してくれたのは、俺の姉だった。周りの奥様連中が携帯片手に「繋がんない~!」と騒いでいる最中に、姉から「ゲットしたぜ!」と連絡が。話を聞いてみると、なんと女単身でチケぴに徹夜で並んだと・・・。俺は電話口で「神! 神!」と連呼したさ(笑)。

【子供たち】

チケット確保の段階でこの騒ぎだから、試合当日には何が起きるかわからない。俺は、観戦派ではない、声と体で表現するサポーターの端くれとして、この大一番で子供のためにスタンドの片隅に行ってショボくやるつもりは毛頭ない。誤解されては困るが、だからと言って、俺の独りよがりなプライドを優先して子供の安全を軽視するつもりも勿論ない。いずれにせよ、家族のイベントとして捉えるには、あまりにもヘヴィな試合なのだ・・・。
サッカーにさほど興味を持たない娘は、カミさんの実家(つまりおじいちゃん・おばあちゃんち)に行くという。問題は息子。「絶対に行く!」と言い張る。正直、俺たちは迷った。カミさんは「連れて行こう」というが、何かが起きてからでは遅い。

最終的には、息子の熱意と、試合中は全力で声を張り上げ跳ねる彼の応援スタイルに敬意を表し、彼も一緒に戦う事にした。デカ旗手配のニイチャンに「将来はUBに・・・」とスカウトされるのは試合当日の事であるが、父親としては、悪の道には引きずり込まないで欲しい(笑)。

【試合前日】

次には並びの問題があった。
実は、俺は前々日(土曜日の休日出勤終了後)から徹夜体制に入る準備はしていた。日曜日も出勤の気配があったので、その場合は国立から出勤というわけだ。試合のある月曜日に確実に休むためには、色んな事を犠牲にする覚悟はあったわけだ。しかし、あれだけ多くのガムテによる順番確保が行われていながら(いや、だからこそ?)、様子見に国立に向かった姉によると、土曜の昼の時点では国立周辺は閑散としていたようだ。俺自身も夜7時頃に国立に向かったが、やはり静寂が支配していた。よって、この日は自宅に戻った。

日曜日。カミさんは荷物を持って、まずは横浜の実家へ娘を連れて行く。そこから国立に引き返してみると・・・やはり閑散。拍子抜けの体である。
一方、その頃俺は好天に我慢ができず、自転車で国立へ向かっていた。重い荷物と強い向かい風(なんでこの日に限って南風なのよ~!)に悩まされたが、無事到着。距離40キロは長距離のうちには入らないが、傍から見ると変態である。我が家と同じマンションに住む先発隊の方と合流した時には、ハッキリ言って引かれていたようだ(笑)。

【前夜祭】

夜の帳が落ちてからも相変わらず人気のない国立周辺ではあったが、代々木門側だけは様相が異なっていた。我々はマスコットに留守番をさせ、代々木門近くで鍋をご馳走になった。普段は250ミリ缶1本の俺だが、ロング缶が1本、2本と空いていく。
そのうち、明治公園のトイレに断幕が張られ、上半身裸・トラメガ・ゲロの付いたズボンを脱いで洗うヤツなどが次々に出没し、局地的に大いに盛り上がる。俺も飲み、歌う。最高である。

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【試合当日】

車の中でザコ寝した俺とカミさんだが、カミさんが早朝に荷物を持っていったん撤収。横浜から息子を連れて戻っていざ入場・・・
できね~よ!
まあ、詳しい事情は割愛させて頂くが、ここではカミさんが「神!」な活躍をして、最終的には12番ゲートと13番ゲートの中間に場所を確保する事はできた。
そして、試合とは全く関係のないタイミングの鹿島のデカ旗披露会があり、いつもと違う試合開始前の進行にとまどい、しかしそれを打ち破るようにUBによるアジがあり、「PRIDE of URAWA」の「P」の旗を持って声を張り上げ、試合が始まり・・・






記憶にございません。

【試合後】

試合前の息子の緊張度合いは笑えた。いや、笑っちゃいけないのだが。顔つきはいつもと違うし、全然喋らないし・・・。
そんな息子が、表彰式の時に、泣いていた。「いっしょうけんめいおうえんしたのに・・・ひぃ~ん・・・」

次があるさ!

20021104_2.jpg 20021104_3.jpg


俺は怒っているのだ!

11/09 市原×浦和(国立)

何に対して怒っているのか、最初に書いておく。

応援しないでブーイングだけは精一杯なヤツの事をサポーターとは呼ばない(俺定義)

言っとくが、あくまでも「俺定義」である。俺の中だけの定義なので、別にそういう人の事を批判したり非難したりするつもりはない。近頃流行の「地蔵」なんてフレーズを使うつもりもない。つもりはないが、俺が勝手に腹を立てる権利は、ある。何しろ「俺定義」だからな。

ナビスコですっかり心身の調子を崩してしまった俺は、仕事の忙しさもあって、参戦するかどうかは試合当日に見極める事とした。
とは言っても、土曜日に出勤する際には、暖かく汗に強いウインタースポーツ用のインナーシャツ、ベンチコート、ニットの手袋と帽子、マフラー・・・要は冬場のサッカー観戦ウェアを完全装備して行ったわけで、やる気は満々。サポーターと同様に(いや、それ以上?)チームが疲弊している時こそ、俺が現場に行かなきゃ・・・という自惚れは、俺だけではなく、多くの浦和サポーターが持ち合わせているものだと思う。

新宿の職場を出て千駄ヶ谷門に辿り着き、チケット購入後も窓口前に居座り続けて隣の窓口の友人を待つ非常識なクソ野郎(黄色いマフラー着用)にイラつかせられながら、これまた非常識な値段の当日券を買い求め、さらに非常識な低さ(たかだか177センチの俺の身長より低いとはどういうわけだ?)に取り付けられた鉄棒ゲートに頭をぶつけたりしつつ、ゴール裏に到着したのは、試合前のアジ演説が始まった頃。
周囲は・・・UBのゾーンからやや離れているせいか大人し目ではあるが、ナビスコの時のような「どうして応援する気もないアナタのような人がここに来たの? つーか来れたの? つーかアナタ、レッズサポ?」という違和感はなく、市原の場内アナは寒さを倍化させるものの、これはアウェイだからしょうがない。
雰囲気としては、真冬を思わせる冷たい風が吹き付ける寒い夜にも関わらずスタジアムに集う、「いつもの浦和好きの集団」・・・である。

しかし、試合内容はともかくとして(ぉぃ)、俺的にはそれほど寒さは感じなかった。ゴール裏に駆け付けてすぐにベンチコートは脱ぎ捨てたのに、である。ナビスコ決勝の時のような妙な力みがないせいか、声も出る。
左前方の「食べ盛り高校生」風のガキは、目一杯飛び跳ね、声を出し続け、ハーフタイムにはパンを何個か口一杯に頬張って、後半にはまた全開のパフォーマンスを見せていた。後ろの通路からは3人組のデカイ声が迫ってくる。俺の前の女性は、一生懸命手を叩き、歌っている。俺もつられた。ピッチ上では相変わらずしょっぱいプレーが続いてはいたが、「ゴールが決まったら、最上段まで駆け上がっていって、柵にのぼってやろう。」そんなバカな事を考えつつ、声は途切れさせずに、俺なりのパフォーマンスを続けた。

愕然としたのは、試合も押し詰まった時間帯のことだ。
市原のゴールキーパーに向かって、大きなブーイングが浴びせられた。なんだ、まだまだこれだけの余力があったのか・・・?

試合後のブーイングはさらに盛大だった。

俺も気持ちはブーイングだったが・・・やめた。省みれば、俺のサポートだって全然たいしたものじゃない。


プォオ~ 風が語りかけます 寒い!寒すぎる!

11/24 FC東京×浦和(東京スタジアム)

そりゃそうでしょうよ。いくら屋根付きスタジアム効果でサポーターのボルテージが上がったって、毎度毎度の「ボクたちは守ることしか考えてません。万が一にもリスクは犯しません。あとは前の2人でよろしく」的なサッカーでは、「負けて悔しい」以前に「情けない」という気持ちが先行してしまう。えぇもうホントに情けないったらありゃしない。
僅か5週間前には、粘り強い攻守で首位に立っていたレッズ。3週間前にはカップ戦のファイナルを戦っていたレッズ。
しかし、往時の勢いはどこにも微塵にも感じられず、チームの進歩はピタリと歩みを止めたように見え、そして季節は変わり、冷たい風は体と心を冷やし続ける。寒いスタジアムには、暖かいコーヒーを持っていく事もできるし、肉まんでひとときの暖を取る事もできる。しかし、サッカーで冷えた心は、サッカーでしか熱くなれない。援軍のない2トップの奮闘や果敢に勝負を挑む平川の姿に、あるいは身を投げ出してゴールを死守する坪井や山岸に一瞬の熱さを感じる事はあっても、レッズというチームのサッカーに心が震える事は、少なくともこの1試合に限っては、全くなかった。

早朝の6時前に家を出たり、深夜0時台の帰宅が続いたり、札幌への日帰り出張があったり。もちろん、試合前日の土曜日も出社。ここ数週間の疲労で体調は最悪だったが、それでも車で実質1時間強でスタジアムに到着した事もあって、サポートを頑張る体力は充分に残っていた。
少々遠いが、格安の駐車場を見つける事もできた。
試合前には息子の友達と一緒にサッカーで遊ぶ事もできた。
この日が誕生日のカミさんがナビスコ決勝に続いて「神!」な活躍をして、某ウルトラチームの隣に場所も確保できた。今日は跳ね跳ねの息子だけでなくサッカーに興味のない(かつ寒いところが大嫌いな)娘が一緒だったので、最終的には俺と姉が某ウルトラチームの隣、カミさんと子供2人がオーロラビジョンを挟んだ反対側に移ったのだが・・・。

とにかく、試合が始まる前までは、実に快調だった。試合が始まるまでは・・・。

試合が終わって、FC東京の某監督の挨拶が場内に流れ出した。俺の中では、「弱いレッズ」の下地を作った男として、二度と浦和の門を跨がないで頂きたい人物でもある。
その某監督に対する大ブーイングに惨めさを覚えつつスタジアムを後にしようとした時に、俺はこの試合がFC東京のホーム最終戦であることに気が付いた。そう。根気のリーグ戦は、もう残りはわずか1試合。最終戦は欠席するので、俺にとってもこの試合が今年のリーグ最終戦だったのだ。
「1年やって、これかよ」 あぁ、猛烈にむなしい・・・。
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