跳ねる前に漕ぐ!Stage 20 俺は変わったのか?

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
なまくらオヤジは嫌だ。尻の軽いオヤジになりたい。心も体も軽く! できればカッチョよく!
そんな想いでロードレーサーに乗り出した俺だが、果して俺は変わる事ができたのだろうか。

以下は、カミさんの証言だ。

変われば変わるものだ!! ・・・これが、私の感想。

結婚して10年、『少しは外に出たら?』『運動した方がいいよ』と言い続け、それでも私の言葉に耳を貸さなかっただんなが、この変わり様。休日といえば昼ぐらいまで寝ていて、起きてきたかと思えばずーっとパソコンの前に座り、タバコを吸い、コーラとスナック菓子をつまんでいた人が・・・。本当にビックリです。体を動かす事が大嫌いで、ぶくぶく太っていく(※1)し、風邪をよくひいてすぐ熱は出す(※2)し、このままじゃ早死にするぞと内心ちょっぴり心配だった私ですが、年をとってきたのか、自分の健康についてちょっとでも気を使ってくれるようになった事に、とても安心しています。
それもこれも、テレビでツール・ド・フランスを放映してくれたおかげです。もともとスポーツを観る事は嫌いじゃなかっただんなだけれど、実際『自分でもやる』とまではならなかったもんで・・・。


『自転車やろうかな~』と言い出した時には『いいぞーやれやれー』ってなもんでした。健康の事ももちろんそうだけど、休みの日に1日中パソコンの前で座っていられてごらんなさい。世の奥様方だったらおわかりになるでしょー? だから、すぐ賛成! 少しはスマートにもなるだろうし・・・。
今では『ちょっと走ってくる』と言って外に出ていってくれるようになったのですが、すこ~しは子供と一緒に外に出てくれると、もっと嬉しいのですが・・・。


結局それが本音かい(笑)

最後に、体重が75キロから71キロに減った事を報告して、とりあえず、この企画は突然に終わるのだ。
なぜ最後かって、ツール・ド・フランスで第20ステージと言えば最終日なんだな、これが(笑)。(※3)

※1:
最盛期には80キロ目前まで到達

※2:
<日本で最も風邪を引きやすいサポーター>の称号を頂いた事もある

※3:
次のオフシーズンにでも、また自転車の話をしよう!

跳ねる前に漕ぐ!Stage 19 バカ一直線

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
以前、こんな目標を書いた。

(1)利根川まで行って帰ってくる
(2)マラソンの世界最高記録に勝つ
(3)横浜の、カミさんの実家まで自転車で行く
(4)100km走る

利根川の件は、ここで書いた。それ以外のアイテムについても、一応報告だけはしておこう。

2番目のマラソン世界記録は、昨年末に信号待ちの少ない道を選んでチャレンジ。折り返し地点で10分間の休憩を挟んで、42.2kmを1時間50分。余裕で達成である。話のネタにもならなかった。

3番目のツール・ド・横浜(違)は、道路が空いている昨年の大晦日に実行。大宮から中仙道を南下し、山手通り経由で丸子橋を渡るルートで、約60km。これまた余裕であった。ただし、道を間違ってしまったために、実際に走った距離は65kmちょい。港北ニュータウンの坂また坂は少々骨が折れた。
なぜ道を間違ったかというと、中目黒あたりの下りで俺を抜かして行った、バイクもウエアもランス・アームストロング萌え~(※1)のレプリカ野郎が、案に相違して上りではからっきし遅く、信号の度に追いついてしまう。無用なバトルを避けるために敢えて距離を置いて走ったが、それにしても遅い。本当に遅いのか(※2)、またはからかわれているのか、いずれにしても鬱陶しいので全速で追い、丸子橋を渡ったところでブチ抜いてやったのだが・・・

そいつの目的地は、俺の目的地と違った。

というわけで、当初の目標で残すは4番目の100kmランのみ。こいつは俺の中では『自転車バカ』に値するチャレンジなのだが、大宮から横浜まで走った時点で、カミさんの実家の母親からは、既にバカの称号を頂戴している。

・・・さらに『大バカ』と呼ばれかねないような計画を実行に移すべきなのかどうか(笑)。

※1:
ツール・ド・フランスで、ここ3年連続して総合優勝。癌との闘病からの生還はあまりにも有名。所属チームは青いウェアにTREKのバイク

※2:
普通の神経では、ここまでキメて遅かったら死ぬほど恥ずずかしい

跳ねる前に漕ぐ!Stage 18 秋冬の装い

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
自転車は快適と書いたが、無条件に快適なのは暖かい季節の話。自転車に乗る事は、実はかなりの発汗を伴う運動である。歩けば涼しいくらいの晩秋はもちろん、関東の真冬であっても汗をかく。(※1)
この汗の処理如何で、秋冬の自転車ライフを快適に過ごせるか否かが大きく異なってくる。
具体的には、秋冬のアウトドアを楽しむ際の服装の基本『重ね着』をうまく考えてやる事が必要だ。

秋は特に難しかった。着込むと暑くてたまらないという点では一貫しているが、晴れた初秋なら半袖シャツの上にベストでも着込んでいれば充分だが、秋も深まると風は冷たく、汗ばんだ衣服に包まれた体は、一気に冷える。
逆に言うと、汗をかいた部分を外気に直接あてるようなことをしなければよいわけで、トレーナーとかウインドブレーカーとか、軽目の長袖のアウターを一枚着込んでやれば、それでいい。少し暑いかな、という服装でも、冷えるよりは全然いい。
とは言っても、暑さ寒さを感じる要素には<気温><風><直射日光><走りっぷり>が複雑に絡み合い、これまたトライ&エラーである。

そして冬ともなると、これはもう別の次元の寒さであるからして、防寒を第一に考えれば良い。
そうは言っても雪だるまみたいに着込む必要はなく、汗を吸収発散する素材の長袖のインナー(汗を冷やさない)、保温性のある中間着(単純に暖かい)、防風性のあるフリース等のアウター(関東のからっ風をシャットアウト)と三枚で充分である。首が隠れて、なおかつ前ファスナーがベター。背中から放熱できるタイプのアウターならベストだが、俺のお小遣いではそこまで手が回らない。あと、暖かい帽子は俺的には必須。
まあ、曇った日や北風が強い日は、家でヌクヌクしてる方がいいな(笑)。

そうそう。冬はさすがに短パンっつーわけにはいかない。俺は『若作り』との謗りにも負けず、渋谷風パンツ(※2)を愛用している。

『若作り』って事は、

一応は若く見えるんだろ?

オッサン臭いよりはいいじゃねーかよ。

(開き直り)


※1:
汗もかかないようでは運動にならない

※2:
一般名称不明。ほら、スケボー兄ちゃんとかが履いてる、ウインドブレーカーと同じ素材の、膝下の長さのパンツの事だよ。
airwalk製

跳ねる前に漕ぐ!Stage 17 夏の装い

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
話はいきなり変わるが。

夏の自転車は快適である。走っている最中は涼しいからだ。強い日差しにさえ気を付ければ、風が心地よい。
しかし、いったん止まると、あるいはオーバーペースでペダルを踏んづけると、特に俺のような汗っかき(デブだから?)は、途端に汗が滴り落ちる。それはもう、滝のように汗が流れ落ちるのだ。その結果、細身の白いTシャツなんか着た日にゃ、俺が最も忌み嫌う『男の乳首透け』状態になる。これだけは、なんとしても避けねばならない。
いやいや、見た目だけならともかく、汗を吸う綿素材は体に貼り付き、そのまま風に当たると、結果的に体を冷やし過ぎる事となり・・・

お腹がGRRRRPPPPS。(※1)

そんなわけで、レプリカシャツでお馴染みのポリエステル素材で作られた、サイクルジャージの出番となる。
が、サイクルジャージは空気抵抗軽減のために、体にピッタリフィットしたシルエットである。腹の出た俺には、これは耐え難い。

そんな俺が愛用しているのは、ポリエステル素材でありながら綿の風合いを持つモンベル社の製品。サイクルジャージのようないろんな意味での気恥ずかしさがなく、しかしただのTシャツよりは圧倒的に機能的で、オヤジには実に好ましい。

下半身の服装の最低要件は、ママチャリと異なり露出したチェーンに衣服が触れない事。ズボンが巻き込まれると危険だし、そうでなくても油だらけになるのは目に見えている。となると短パンで良さそうなもんだが、この世界では、やはりピチピチのサイクルパンツが定番なのだ。何がいいって、ケツの部分のパッドが痛みを和らげてくれるのがいいらしいのだが、今のところ股ずれの心配もない俺にとって、あのピチピチパンツは嫌すぎる。
だから、俺は短パンで自転車に乗っている。ただし、色合いには気を付けなければならない。なぜなら、ケツの部分が汗染みになるからだ。これは恥ずかしい。まあ、黒とか濃紺なら問題ないのだが。

※1:
俺だけか?

跳ねる前に漕ぐ!Stage 16 ミニパト追走

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
自転車屋らしき店を見つけた俺は、店が閉まっている事を確認し、歩道に腰を下ろして初秋の日差しを楽しんだ。ぼーっ・・・。(※1)そして待つ事、小一時間。店の戸が開き、オヤジが出てきた。
俺は極力爽やかな表情を浮かべながら、聞いた。

『すいませーん、自転車のパンクは直りますか?』
『うち、自転車はやってないのよ』(※2)
『さーっ』←血の気の引く音が聞こえた。

『そっちの信号のとこに自転車屋があるから』

なんだ、俺が勝手に店を間違えていただけなのか。
というわけで、ふたたび自転車を押して歩く。そして自転車屋は、50メートルほど歩いたところにあった。その店は、俺がパンクをしたその頃から営業していたらしい。あー、この1時間は何だったんだ・・・。

ロードバイクは扱っていないその店のオヤジは、しかし手際よく作業を進めた。俺が出掛けに空気圧を高めてきた事までお見通し。さすがプロ。そして、初心者である事を隠さない俺に、オヤジは色んなアドバイスをしてくれた。
ほどなく、新品のチューブを装着したバイクは、乗車可能な状態に戻った。

貯金を使い果たした俺は、中山道を、山手通りを、青梅街道を、荒玉水道道路を、世田谷通りを、渋滞に悩まされながらも、少しでも前方が開けるとペダルを踏み込み、大汗をかきながら走った。
甲州街道との交差では、近くの横断歩道に気が付かず、自転車を担いで歩道橋を渡った。下から登ってくる女性が、何か見てはいけない物を見たような風情で、俺から目をそらしていた(笑)。

そうしてなんとか間に合った。

制限速度ピッタリで走るミニパトを

風よけに使った効果であった。(ぉぃ)


※1:
自転車に乗っていると、道端で寝転んだり手洟をかんだりする事が恥ずかしくなくなってくる

※2:
このバイク屋に罪はない。オートバイと自転車では、同じタイヤでも構造が違うのだ

跳ねる前に漕ぐ!Stage 15 こんな時に限って

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
つーわけで、法事にロードレーサーで乗り付けるという暴挙を決断した俺は、決行日の数日前から風邪気味で咳が止まらない状況にあったのだが、その一方で、この日のためにサイクリング用のシャツを購入(※1)していたぐらいだから、引っ込みが付かないというか、不謹慎といおうか。

朝8時、俺は家を出た。開始は12時。距離は50km。仮に60kmあっても余裕があるはずだ。
時間と場所に制約条件を付けて走るのは初めてなので、それなりにプレッシャーもあったりする。だって、50km先の法事に自転車で行くって事だけでも充分にバカなのに、それに遅れたりしたら、親戚中に、ねぇ・・・(汗)

俺は、快調に中山道を走った。目の前に戸田橋。あれを渡ったら東京だ。1時間で20キロ通過。予定通り・・・

かしゅかしゅかしゅかしゅ・・・

タイヤが外れかかり、チューブがはみ出ている。異音は、タイヤがブレーキに当たる音だったのだ・・・・・・。
慣れた人なら、チューブがはみ出しているのに気が付いた時点で空気を抜いてチューブを押し戻し、タイヤをはめ直し、携帯ポンプで空気を入れて走り出すのだろう。しかし、この時の俺は、そんな機転も、携帯ポンプも、持ち合わせてはいなかった。狼狽した俺は、はみ出たチューブをいじくった(※2)。悲劇は、次の瞬間、起こった。

パーン!  ぷしゅ~・・・

笑うしかない。が、笑ってばかりもいられないので、とりあえず、先に車で現地入りしているカミさんに連絡を取った。すると、都内は既に渋滞が酷く、回収に来たら二人とも遅刻する恐れがあるという。げげ、それはマズイ。
というわけで、パンクを修理して目的地に向かって走り続け、間に合わなかったら、その時はその時だ、という乱暴な結論になった。
なーに、俺には1時間の貯金がある。1時間以内にパンク修理ができればよいのだ。時刻は9時。自転車屋を見つける事ができれば、10時には店が開くだろうから、ちょうどいい休息だ・・・。
コンビニで自転車屋の場所を聞くと、すぐそばにあるらしい。地獄に仏である。

※1:
モンベルは、基本はアウトドアグッズだけあって、機能性には定評がある。恵比寿駅前店にてLサイズを試着したが腹が窮屈でXLを取り寄せる事になったのは屈辱であった

※2:
伸び切ったゴムに爪を立てちゃいけないのは、大人のたしなみ

跳ねる前に漕ぐ!Stage 14 欲求不満

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
つまらぬ屁のツッパリ合いをする近場ロードであるが、どのぐらいを近場と呼ぶか。

俺的には、自宅がある大宮市の外れ(最寄り駅で言うなら東武野田線七里駅)から、『駒場まで30分強』『大原練習場まで30分弱』『埼スタまで25分』それからおまけに『東武動物公園まで30分弱』って感じ。いずれも往復で1時間、距離にして20キロ前後というところだ。
しかし、なんかお約束って感じの行動パターンだな。

・・・例えがあまりにもローカルか?(※1)
とにかく、このぐらいの距離なら毎日走ってもどうって事はないぐらいのレベルにはなっていたし、ダイエット効果を発生させるひとつの目安である『有酸素運動15分以上』(※2)もしっかりとクリアしている事になる。

もっとも、深夜の帰宅が続くサラリーマンの俺に、毎日乗る時間などないわけで、それが悩みではあった。悩みというよりは、ウズウズしてたまらないと言った方が適切かな。
いくらかでも余裕のあるうちは、土日に走り、水曜日に1時間早く起きて走り・・・みたいな事もやっていたが、そのうちに休日ボランティア出勤が恒常的になってきてしまい、サイクリングシーズンである秋口に入ると、自転車で余暇を・・・どころではなくなってきた。

しかしまぁ、特にノルマを課する事もなく、それでも勝手に心と体が走りたがっているというのは、ある意味、理想的な状態ではある。逆の言い方をすると、そんな飢えた状態の俺であるからして、ちょっとした餌に簡単に引っかかってしまうのだ。
その餌とは、大宮から東京の狛江まで(※3)走るという事なのだが・・・。

いくら飢えているからといって、

カミさんの実家方の法事に

ロードレーサーで乗り付けるってのは、

如何なものか。


※1:
東京なら新宿~府中、渋谷~白楽、上野~南柏ぐらいか。東名の東京~横浜、西宮~吹田も20キロ前後の距離だ

※2:
ただし、週3回は運動しないと効果がないらしい

※3:
地図上での距離は目分量で約50kmほど

跳ねる前に漕ぐ!Stage 13 気になる視線

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
サイクルコンピューターを自力で無事装着してご機嫌の俺は、それからも近場をヘロヘロと走っていた。

ところで、何かの調査結果(スポーツの普及率・・・だっけかな?)が新聞に出ていたが、どうやら埼玉は自転車王国らしい。自転車(サイクリングという事になるのかな)の普及率は47都道府県中の第1位という事だった。(※1)

埼玉県というところは、山らしい山もなく、当然ながら海はなく、いわゆる観光スポットというものが弱い。その一方で、ちょっと足を運ぶと、桜並木やコスモス畑や昔ながらの自然が残っていたりする。
俺の住んでいるところもまさにそういうところで、刺激を求める向きには面白くも何ともない土地だが、自転車で10分も走れば、四季折々の安らぎを得られるのだ。

・・・などというのは、自転車に乗り始めて初めて気づいた事なのだが、いずれにせよ、心身ともに健康な生活を送ろうと思ったら、やはり空気と触れ合うような生活をしなければならないだろう。電車と車だけでは、どこに住んでいたって同じ事だ。

で、そんな自転車王国であるからして、近場の短距離ランでも俺と同じようなおやじチャリダーにしばしば出会う。
そして、それがロードレーサー乗りだったりすると、お互いに混乱しているのが手に取るように分かり、実に面白いのだ。なぜ混乱するかというと、『おぉ、ご同輩、あんたも好きねぇ』という親愛の情とか、本能的なライバル心とか、遅い奴の前で威張りたいとか、速い奴とは関わりたくないとか、そんな複合感情が一瞬のうちに胸に渦巻くからである。言うなれば、非常に低い次元での、意地の張り合い。目糞対鼻糞である。

たまに、ダサダサの格好でMTBを転がしているデブデブおやじとすれ違う事がある。腹に食い込むベルトポーチと、汗で透ける乳首が見苦しいタイプである。(※2)
そんな奴が俺の方を見ている時は、徹底的に無視する。

『俺はあんたほどダサくない』

という意思表示である。


※1:
ちなみに、もう一つ1位だったのがサッカー。静岡より盛んとは意外

※2:
バイクに乗る際の服装は難しい。まあ、これは別の機会に・・・

跳ねる前に漕ぐ!Stage 12 経験

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
利根大堰往復で、形式的には『初心者』の距離を脱した(※1)俺であったが、気持ち的には力不足を痛感した。
体力が持つとか持たないとかいう話は、この際どうでもよろしい。水分を採り過ぎないようにとか、帽子の必要性とか、事前に地図を調べておき目標を持って走るだとか、そんな事は走ってみないと実感として分からない。こんなツーリングを何度か経験すれば、自分の適正ペースも、走りきれる距離も掴む事が出来るだろう。

俺的には、経験を得た事の方が、

100倍重要なのだ。


ところで、俺が必要性を痛切に感じたものがあった。それは、ヘルメットとサイクルコンピューターである。

ヘルメットは『いかにも』って感じ(※2)がして嫌だったのだが、交通量の多い道路での恐怖感は・・・。
いや、恐怖『感』だけなら我慢すればよいのだが、俺も一応家族を養う身なので、自分で取れる安全策は取っておくに越した事はない。そもそも、自転車におけるパッシブ・セーフティは、ヘルメット以外にないのだ。

サイクルコンピューターはただのスピードメーターだ・・・と以前に書いたが、いざ実際に走ってみると、自分はどれだけ走ったのか、休憩のタイミングは、オーバーペースになっていないか・・・といった情報が欲しくなる。
それを可能にするのが、平均速度表示・距離計測・走行時間計測といった機能なのだ。便利至極。

欲しいパーツをどこで買い、取り付けるか。実はこれ、初心者にとっては大きなテーマだったりする。
バイク本体を買った店以外でパーツを買っても取り付けてもらえない場合が、多々あるらしい。本格的なパーツ交換になると、やはり買ったところで顔見知りになっておいた方が、信頼感とかの点でベターだろう。慣れたからこそのディスカウントが期待できちゃうとかの裏ドラもあるが、それはあくまでも裏ドラ。基本的には、大量仕入の量販店や人件費の低い通販が安いのは常識なのだ。

消費者としての俺は、ヘルメットとサイクルコンピューターと、それからオマケに空気入れを、自己責任の原則に則り、通信販売で買った。自己責任と言っても、ヘルメットや空気入れに取付作業は必要ない。サイクルコンピューターごとき、楽勝である。

※1:
調べ直したら80kmだった

※2:
他のライダーと遭遇した際にライバル視されるのだけは勘弁(笑)

跳ねる前に漕ぐ!Stage 11 汗4キロ

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
利根大堰からの帰途、俺は、往路と違う道を選んだ。正確には、道を選ばずに、適当に走った。
これが山奥の林道とかだったら話は違うのだろうが、知らない土地と言っても同じ埼玉県内なんだし、致命的な事が起きるはずもなし。自転車に乗っている時ぐらいは、何も決め事のない世界で自由を満喫したいじゃない?

しかし、選んだルートが悪かった。


一面に広がる田圃の中をひたすらに真っ直ぐ走る農道。3分走った時点で飽きた。(※1)
片道1車線の国道。狭い路肩は、金属やガラスの破片でパンクが恐い。自転車走行ゾーンを示す白線の付近は、路面の轍の反動でひび割れながら盛り上がり、とてもじゃないが走れない。しかし、車道に出ると車が恐い。トレーラーなんかに抜かれると寿命が縮む思いだ。歩道? ロードレーサーで歩道を走るつもりなど毛頭ない(※2)。走ろうと思っても、人通りが少ないせいか雑草が生い茂り、走れたもんじゃなかった。
だだっ広いバイパス。俺のすぐ隣を、時速100キロのトラックが追い抜いていく。ギョエーッ!(※3)
往路とは別のサイクリングロードに入ったが、のんびりと走れるが故に、モチベーション低下。そそくさとサイクリングロードを離脱するが、今度は迷う(笑)。(※4)

ペダルが踏めなくなった。精神的にも肉体的にも苦痛。もはやトボトボと惰性で走るのみ。度々の休息と水分補給。遂にはリゲインでドーピング。これで息を吹き返し、なんとか最後の10kmを乗り切った。
結局、復路は2時間45分を要した。家に辿り着いた時にはヘロヘロだった。

75kgの体に1.5リットルの水分を補給。

帰宅して再び体重計に乗ったら、

72.5kgに減っていた。


もっとも、ビールを飲み、麦茶を飲み、それでも足りなくてコーラを飲み、晩飯のカレーライスをお代わりした時点で、俺の体重は75kgに戻っていたのだが。
要は、俺の体は余分な水分だらけという事なのだろう。

※1:
脇道にそれようにも、畦道しかない

※2:
法規上は、基本的に歩道走行は不可

※3:
追い抜かれた直後は空気抵抗が減って楽なのだが

※4:
迷った先には神社。顔を洗い、木陰で休憩。立ち去る前に感謝を込めて・・・
パン!パン!

跳ねる前に漕ぐ!Stage 10 ナメたらアカン

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
夏の土曜日の朝、俺は『利根川まで行ってくる』とカミさんに言い残して、家を出た。
目指すは上流の利根川との分岐、利根大堰。推定往復距離は60km。ワンステップアップにはグーな距離だ。

ところで、サイクリングロードってのは、実はアットホームにのんびりと歩く人が沢山いる。
そこを時速30キロで駆け抜けるのは危険だし、日和った走りもしたくない。っつーか、ロードレーサーでサイクリングロードを走ってはいけない。不良の匂いが全くしない。つーか、ホントのオヤジである。

というわけで俺は、『お父さんの運動不足解消~!』的な雰囲気を薄めるべく(※1)、サイクリングロードではなく管理路の方を上流に向かってひた走った。最初は軽いギアでゆっくりと。調子が出てくるにつれて重いギアで速く。
もっとも、ゆるゆると流れる用水路であるからして、アップダウンはほとんどない。重いギアと言っても、全てのギアを使いきれるわけでもない(※2)。まさに初心者向けのコースでの、初心者の走りだ。

・・・途中で5分ほどのインターバルを2回挟み、ジャスト2時間で利根大堰に到着した。
そこでバナナ1本と水分を補給して休憩。と言っても腰を下ろしたり寝そべったりする事もなく、川底の見学をしたりして、20分程ブラブラ。利根川沿いの堤防もまたサイクリングロードとなっていて、行き交うサイクリストと挨拶なんぞを交わしたりする(※3)。余裕である。

自転車に乗っている間は風を受けて暑さを感じない。しかし、記録的な猛暑は既に過ぎ去っていたとはいえ、腐っても快晴の8月。暑さが体力を奪っていったとしても、何ら不思議ではない。
それに、自転車の恐ろしいところは、気持ち良く走っていくと、それと同じ距離を走って帰らなければならない事だ。1時間走れば、さらに1時間走らなければならない(※4)。しかも、ここから先は未知の距離だ。
往路は目的がハッキリしていたが、復路は『帰る』というだけで、モチベーションも上がらない。

そんな事にも気づかず余裕ブッコイているのが、

初心者の初心者たる所以なのだ。


※1:
傍から見れば一緒

※2:
ロードバイクの主流は、2X9=18段変速。俺のは安物なので2X8の16段だが、俺の脚力では後ろのギアは6枚目までがやっと

※3:
見知らぬ人でも、同じレッズサポであればスタジアムでは仲良くなれるのと同じ

※4:
この時初めて気づいたバカな俺

跳ねる前に漕ぐ!Stage 9 少しずつ

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
街に出たはいいが、ただ漫然と走っていてどうかというと、楽しくない事はないが、何か物足りないものがある。
やはり何らかの『励み』が必要だ。モチベーション、っちゅーヤツだ。
義務感で自転車に乗るのが嫌だったので、あえて目標設定みたいな事はやらなかったのだが、自転車に乗っている時間を休憩込みで2時間程度に増やし出した頃から、いくつかのアイディアが自然と浮かんできた。


利根川まで行って帰ってくる(※1)
マラソンの世界最高記録に勝つ(※2)
横浜の、カミさんの実家まで自転車で行く(※3)
100km走る(※4)

ちなみに、とある自転車系サイトによると、1日の走行距離の基準は初心者(3回位まで)で40~50km、慣れた成人男子だと70~90km、健脚男子(どう解釈すればいいんでしょうね、健脚って)なら100~120kmなんだそうな。
まあ、こういう格付けは自転車のベテランがやってるわけで、素人から見ると随分と高飛車な設定になっているわけだが、それでも初心者のレッテルはひとつずつ剥がしていきたくなるのが人情って物だ。

『行ってみっか?』

利根川から川口に繋がる見沼代用水(※5)脇を走る『見沼ヘルシーロード』は、埼玉スタジアムへ向かう人はぜひ試して頂きたい順路だ。我が家より下流の浦和側は、石畳、未舗装、途切れたりで具合はあまりよろしくないが、上流方向は管理用道路が整備されており、ほとんどクルマに遭遇しない。

その見沼代用水が、俺に囁きかけているのだ。
こんな近くに目標が転がっているんだから、これは行くしかない。

小さなチャレンジではあるけれども、

小さな事から始めないとね。


※1:
約60km?

※2:
2:05'42"
≒20.14km/h
信号待ちがなければ余裕?

※3:
東北道岩槻→湾岸線経由で82km

※4:
ここまでやると一般的には自転車バカ

※5:
近頃もっぱら
"Pride of Saitama"
な俺的には、見沼代用水の歴史についても語りたいところだが・・・

跳ねる前に漕ぐ!Stage 8 上半身より下半身?

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
自転車に乗っていると汗をかく。汗をかくと水を飲みたくなる。生理的に水分補給の必要性が生じる。
ロードバイクにカゴはない。バッグを担ぐのは嫌だ。買ったその場で一気飲みは具合が悪い。
だいいち、飲物を口にするためだけに自転車を降りるのはイヤだ。気持ちよく走ってる時は、そのまま走りたい。
そんな自転車乗りのわがままに応えてくれる街乗りのマストアイテムが、ボトルケージである。

というわけで、ボトルケージをバイクに付けた俺は、ロードバイクの名のとおり、公道に出た。
もちろん、いきなり200kmを走ろうとするほど俺は馬鹿ではない。自慢じゃないが、俺はスポーツとは全く無縁の人生を送ってきた男だ。いや、健康的な事をむしろ蔑んでいるようなところすらあったのだ。
そんな俺だから、基礎体力というものが基本的に、ない(断言)。いきなり長距離にチャレンジしても、体を壊すか嫌気が差すかのどちらかになるのは目に見えている(※1)。はやる気持ちを抑えて、少しずつ、少しずつである。

がしかし、その『少し』ですら、運動不足の俺の腰・背中・腕には筋肉痛が発生し、激しい肩凝りとなった。(※2)
その原因は、慣れない前傾姿勢にある。ママチャリのように(あるいは車を運転する時のように)どっかと座るわけではないので、腰の脇と背中の筋肉にストレスが溜まったのだ。同じ理由で、尻の負担を一部肩代わりして75キロの体重を支えている腕が悲鳴を上げるのも無理はない。肩は・・・緊張して乗っているからだろう。

ちなみに脚は全然なんともない・・・・・・と思ったのは乗った後の数時間だけで、夜中にはふくらはぎの痙攣による激痛で目を覚ます事数度(恥)。経験のある方ならご理解頂けるだろうが、これが一番ツラかったと言っても差し支えないだろう。

もう一つの懸案が、尻の痛み。特にロードレーサーは、サドルが小さくて、尻の骨の髄まで痛くなる事が、乗り慣れないうちは、ままあるそうだ。
曰く『大の大人でも泣きが入る』 曰く『これが原因で自転車に乗るのを止めた』
が、こちらの方は、幸いな事に全然どうってことない。痛い事は痛いが、充分に我慢の範囲内だ。

尻は大切にな。(俺は大丈夫だが)

※1:
いきなりゴール裏は無理、というのと同じ理屈

※2:
いずれの症状も、オヤジ化してから初めてロードレーサーに乗った人は例外なくこうなる、という見本

跳ねる前に漕ぐ!Stage 7 楽しい小物選び

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
初乗りに心震わせた次の日、俺はダイクマへ行った。
その翌日の家族での海水浴に備えて、クーラーボックスを新調に行くというのがお父さん的な立場での目的だが、俺はそんなものは眼中になく、自転車ライフに当面必要となるグッズ探しが真の目的だ。

まずは、簡単なメンテナンス用のツールが必要だ。
まず、ヘキサゴンレンチ(※1)を持っていないと話にならないようだ。
とりあえずオイルは必要でしょう! あっ! オイルといえば日焼けオイル日焼けオイル・・・。おーい、買ったか?
鍵は、電柱や柵に括り付けておけるタイプが絶対にいい。(※2)
それと、忘れちゃならないボトルケージ。これのない自転車なんて、ディスプレイのないパソコンみたいなもんだ!
ライトは、娘の自転車用に買ったやつがある。リアのフラッシュライト(※3)は・・・サイクルコンピューター(※4)は・・・おっと、イカンイカン! お小遣いは有効に使わなくては。今、必要なものに限定しなければ。

もっと身近なメンテナンスといえば、タイヤの空気圧管理だ。
パンクの最大の原因は空気圧不足(※5)。逆に言うと、しっかり空気が入っていれば、ロードバイクの細いタイヤでも、そうそうパンクはしないらしい。

・・・パンクしたら、どうしよう? いやいや、空気をしっかり入れておけばまず大丈夫って思ったばかりじゃないか。まあ、パンクしてから考えればよいのだ。当面は、万が一パンクしても家から迎えに来てもらえるような近距離しか走らないだろうし。だいたい、妖怪チューブラーは滅ぼしたじゃないか(笑)。
とにかく、空気圧管理をしっかりしよう。でないと、『パンクはしない』という前提が成り立たなくなるからな。

んじゃ、帰るか。カミさんの買い物は終わったかな?・・・・・・

甘いんだよ。

『パンクはしない』なんて前提はないんだよ。

まあ、後悔先に立たずとはよく言ったものだが。


※1:
六角レンチ。この世界ではアーレンキーという

※2:
ヒョイと持ち上げられたら一巻の終わり

※3:
赤い光が点滅するだけ

※4:
単なるスピードメーター

※5:
空気が足りないと、車道から歩道に乗り上げた時などに、タイヤのホイール(リム)で自分のタイヤを押し潰してしまう

跳ねる前に漕ぐ!Stage 6 発進の儀式

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
責任を負うのも自分なら、爽快な風を感じて御満悦な気分に浸るのも、これまた自分に与えられた特権である。
が、その特権を行使する前にやらねばならない事は満載であった。

まず、最初にして最大の難関であるタイヤの装着。慣れれば30秒。俺は・・・10分かかった(悲)。(※1)
そして、そっとバイクに跨り、足の位置を決めて、そっと漕ぎ出す。
とにかく、慎重の上にも慎重を重ねて発進の儀式を執り行い、そしてついに走り・・・だ・・・した・・・舌噛んだ(泣)。

路面状況がそのまま振動となって襲いかかり、小石を踏んづけ飛び跳ねる(※2)。自由の利かない乗車姿勢を強いられ、ブレーキすら自由に握れない。止まろうとしてコケそうになる。そして軽い。軽すぎて、全然安定しない。
しかし、正しくペダルを踏むと、踏んだ分だけ素直に加速していく。このダイレクトな反応は、俺の知っている自転車ではない。感覚的には完全にスポーツギアのそれだ。

凄い! 凄すぎる!

運動不足の初心者オヤジと、重量10キロ強の安バイク(※3)の組み合わせでこれだけスゴさを実感するんだから、プロのレーサーが7キロ台のバイクなんか乗ったら、そりゃスゴいに決まっている。
ものすごく遠回りではあるが、プロのレーサーのスゴさが、ほんのちょっぴりだけ実感できた。

そんな事に想いを巡らせるのは一瞬で、すぐに現実の世界に引き戻される。
なにしろ乗り慣れていないもので、『おっとっと』の連続。そのたびに顔が恐怖で引き攣っていた事は想像に難くないが、俺は恐怖以上の快感を覚えていた。アドレナリン出まくりで目が充血していたに違いない。

思わず声が出た。
『おひょひょひょひょ!』(※4)

※1:
今でも3分かかる(恥)

※2:
タイヤの空気圧は7気圧程度。カチカチに硬い

※3:
20kgはあるママチャリと比べると、俺の安バイクでも充分に軽い

※4:
歓喜の声。一歩間違えば通報されていたかもしれない

跳ねる前に漕ぐ!Stage 5 妖怪退散

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
レッズが駒場で2001年の2ndステージ開幕戦を神戸と戦う日。俺は駒場ではなく自転車屋へ向かった。
俺はネット上のあちこちで意中モデルの在庫を調べていたが、どこも2001年モデルは完売(※1)。在庫の豊富さを頼りに今度は大型量販店を狙ったものの、意中の車種がなくてもしょうがないと思っていたのだが・・・目の前にあるじゃないか! 意中の車種が。

・・・しかし、俺はここでイケイケになれなかった。『パンク』が最後まで心に引っかかっていたからだ。
ネット上では『ロードレーサーはパンクしやすい』という情報を何度か見かけた。特に、『チューブラー』と称する種類のタイヤは、その面妖な名前から想像するとおり、素人がその場で修理できるようなものではないらしい。(※2)
ハードで不便なのがいいって決意したばかりなのに、なんて俺は軟弱なんだ・・・。

俺は、レッズの阿部をさらに可愛くしたような感じのラブリーでキューティーな店員(※3)に聞いてみた。
『チューブラーって、パンクしたらと思うと・・・』
『あ、これ、チューブラーじゃないですぅ(はぁと)』

俺の心に巣食っていた『妖怪チューブラー』は、

その瞬間に消滅した!


ネット上で得る知識は、たかが知れている。リアル世界では『聞くは一時の恥』。会社で自分より能力の低い奴『だけ』に偉そうに振る舞うオヤジ的なものの考え方を一掃するには、これは理想的な状態だ。

5分後には、俺はロードレーサーにまたがりポジション調整をし、カミさんは財布を開いていた。そして、5万円を超えた分は、俺の小遣いが月1万円ずつ減額されるのだ。

さあ、俺の自転車ライフ(と家計への借金返済ライフ)が始まった。
これからは、能書きでもバーチャルでもない、実践の世界である。汗をかきながら漕ぐのも、他人に抜かれて恥ずかしいのも、転んで血を流すのも、慣れないメンテナンスで機械の調子を狂わせるのも、全て自分。
総じて自己責任の世界。ん~、マンダム。

※1:
自転車の世界では、秋になると翌年モデルが発表されるようだ。つまり、夏は品薄傾向

※2:
いわゆるチューブレスタイヤ。別に面妖でも何でもない。俺が勝手に負のイメージを膨らませていただけである

※3:
男である

跳ねる前に漕ぐ!Stage 4 アバタもエクボ

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
さて、肝心のロードレーサーの相場だが、非レースモデルは7万円ぐらいから。レース仕様となると15万以上ってところか。それより安いモデルは、ロードレーサーの本質とはかけ離れた『なんちゃって』モデル・・・らしい。
ちなみに上は青天井だ。自転車は『軽さが命』みたいなところがあるが、軽量化を追求してパーツをチョイスして組み上げていけば(※1)、本当に100万円の自転車が出来上がる。

まあ、初心者がプロユースのハイエンドマシンに乗ってもしょうがない。自転車本体以外にも出費がかさみそうだ。買ってすぐ飽きないとも限らない。高いマシンを買って引っ込みをつかなくさせるというのもモチベーション維持の一手段だとは思うが、ますは予算ありきが現実。
となれば、最初は安いマシンを買って、それに飽き足らなくなったら、本格的なものにすればよい・・・

と無理矢理に理屈を付ける

小市民な俺であった。


そんなわけで予算から絞っていくと、候補は数車種に絞らざるを得ない。が、そのうちの1車種は、最初に広告を見て『カッコイイ!』と思った車種だった。
だったらスンナリそれを選べば良さそうなものだが、俺は、自分なりに納得できる理由を付けるため、それらのモデルのスペックを、わからないなりに比較してみた。

が、スペックを比較する意味はなかった。それは、どう比較しても安物には変わらないって事もあるのだが(笑)、検討の過程で浮上した対抗車種は、そのルックスが俺にはとてもオッサン臭く思えたうえに、いずれもレースの本場では見かけない日本製ブランド。それでは非日常感が味わえない。やはりツール・ド・フランスを戦っているブランドでなければ!(自分がレースに出るわけではないのに・・・ミーハー・・・)
ダメ押しに本屋に行き、バイヤーズガイドも見てみた。そこには意中の車種について、こう書かれていた。
『コストパフォーマンス最高。ブランド的にも弱点なし』(※2)

これはもう、買うしかない。

※1:
店頭に並べられている完成車だけが自転車ではない。

※2:
『値段が安いのだから、それ相応にショボイのは我慢しなさいよ』という捉え方もできる

跳ねる前に漕ぐ!Stage 3 『脱おやじ』への想い

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
それからの自分は、所詮は耳学問だな・・・と思いながらも、次の週末までを勉強週間に充てた。自転車メーカーのホームページを漁り、自転車愛好家のホームページを漁った。
そのうちに、一口に自転車と言っても、いろんな種類がある事がわかってきた。それぞれのタイプに、どのような長所や短所があるのかも、少しずつ見えてきた。価格帯もわかってきた。高いものは100万円オーバー!から、安いものは見かけだけの『なんちゃってマシン』である事も。

と同時に、俺はなんで自転車に乗りたいのか・・・それを徹底的に自問自答した。

自転車をスポーツとして嗜む俺。(チョト違うかな)
自転車で気軽に出かける俺。(うんうん・・・)
自転車に乗る事を通じて『尻が重く体を動かそうともしない、なまくらおやじ』から脱却したい俺。

そうか!

俺は自転車そのものを欲しているのじゃなくて、生活を変えたい、そのツールとして自転車がトリガーになっているだけという事に気が付いた。
だったら話が早い。快適性とか利便性とか他人の目とか、シガラミ的なものを一切捨てて、俺自身が一番『これはカッコイイ』と思えるのに乗ろう。

ハードな自転車こそが、体力増進と無骨さを取り戻すのに役立つだろう。
走る以外には能のない自転車こそが、自分を純粋に走りへと駆り立ててくれるだろう。
他人の目を気にせざるを得ない派手でカッコイイ自転車こそが、俺の怠け心を打ち砕いてくれるだろう。
大丈夫。困難なものにチャレンジする事が、脱オヤジの第一歩なのだ。

俺は赤いロードレーサー(※1)に乗るのだ!

んぁっはっはっはっはっ・・・・・・!(※2)


※1:
細いタイヤにドロップハンドル。泥よけもカゴもライトもスタンドもサスペンションもない

※2:
ナイトガウン姿でグラス片手に高層ビルの最上階から地上を見下ろし、世の疲れ切ったオヤジどもを見下した感じで

跳ねる前に漕ぐ!Stage 2 カミさんの誘惑?

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
自転車への想いは膨らんでいった。が、限られたお小遣いでは手が出ない。家計に負担をかけてまでは・・・。
が、転機は突然に訪れた。カミさんが、近所の自転車屋の折り込み広告を俺に差し出したのである。

『セールで20%オフだってさ。行ってみる?』(まじ?)
『これ、欲しいんでしょ~?』さらに追い討ち。

彼女が指差したのは、自転車そのものではなく、自転車のフレームに取り付けるペットボトルのホルダー(※1)。ツール・ド・フランスを走る選手たちの自転車にももれなく付いているそれは、カッコから入りたがる俺の購買意欲をメチャクチャに刺激した。つーか、カミさん、さすがに俺のツボを熟知している。

俺は、口に出せない台詞を一瞬のうちに心の中に吐き出した。

家計からの支出でいいんだな?

本当にいいんだな?

火を着けたのはお前だぞ!

買う段になって文句言うなよ!


カミさんに煽られた俺は、折り込み広告を持って地元の自転車屋ヘ向かい、好事者のみが足を踏み入れる事が許されそうな雑然とした空間(※2)にビビりつつ、在庫を訊ねてみた。在庫はなかった。
店員が『どういったタイプを?』と聞いてきたが、俺は答えられなかった。何が欲しいかわかっていない。

結局、初めて足を踏み入れた自転車屋では、最初に指名した自転車のメーカーのカタログをもらって退散。
別の店に行き、ここでもやはり在庫切れで退散。(今思うと、在庫がなくてよかったかも・・・)

在庫がない事に落胆はしていなかった。それよりも、どんな乗り方をしたいのか。どのように使いたいのか。それすらもわかっていなかった自分が、ちょっと恥ずかしかった。
まあ、何もわかっていないという事がわかっただけでも、良しとするか。

※1:
ボトルケージと言う

※2:
自動車のショールームのような高級感や開放感は皆無。素人目には、何がなんだかわからないパーツが散乱しているようにしか見えない。ん、駒場の東クルヴァも似たようなもんか?(笑)

跳ねる前に漕ぐ!Stage 1 ツール・ド・フランス萌え

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
跳ねる前に漕ぐ・・・の『跳ねる』ってのは、ゴール裏で跳ねる事だ。
『漕ぐ』ってのは、船でもボートでもカヌーでも居眠り(笑)でもなく、自転車の事である。
そう、俺は自転車に目覚めてしまったのだ。白い安全ヘルメットが嫌で自転車通学をやめ、それ以降、自転車に乗った経験と言えば5本の指でお釣りがくる俺だが、それがなぜいきなり?

見てしまったのだ。Jスカイスポーツで連夜生放送される『ツール・ド・フランス』(※1)を。

体重を減らす事や見た目をスリムにする事に格別関心があるわけではないが、選手は例外なく、痩せている。
そりゃそうだ。彼らが、『脱いだら凄い』はずなどないのだ。(※2)

よくわからんが、自転車を漕ぐという事は、『走る』『泳ぐ』と並んで、実に有効な有酸素運動らしい。有酸素運動とは、要は心臓をドキドキさせる運動の事(←不正確すぎ・・・)だが、この3つを比べてみると・・・

自分の足で走るのは暑い(思い立ったのは夏なので、この時点でパス)
水泳は毎回裸になる必要がある(だから脱いだら凄いんだってば。何回言わすんだ!?)
自転車は比較的楽そう(別にピレネー越えをするわけじゃないし)

あと、有酸素運動と言えばそのものズバリのエアロビクスというのも選択肢としてはあるが・・・

ワンツーワンツーとか言いながら踊る

俺のレオタード姿

あんたは見たいかい?


自転車も、自転車に乗っている男たちも、流れる景色も、観客も、みなカッコイイ。
もちろん、世界一流の男がカッコイイからと言って、自分もカッコよくなれるわけではないのだが。

※1:
1日200キロ以上を3週間に渡って走り続け、その間にアルプスやらピレネーやらの峠を上ってしまう自転車レース。

※2:
競輪選手の凄い太股をイメージしがちだが、長距離を走る選手は無駄な脂肪や筋肉が削ぎ落とされている

跳ねる前に漕ぐ!Prologue 中年男の嘆き

跳ねる前に漕ぐ! ] TB:- | CM:- | 編集  2002/02/03(日)  20:00
36歳の貴方は、スタジアムで跳ねる事が出来ますか?
43歳の貴兄は? 18歳の貴君は?

え?『俺は跳ねない』ですって?
いや、別に跳ねるかどうか問題にしてる訳じゃないんで。『跳ねるぐらいの元気はありますか?』って事。

俺ですか? 36歳の俺はと言うと、跳ねる気力は、満々にあります。手すりに肘ついてる見せ掛けの18歳や、旗を持って酒飲みに来てる黄昏の43歳より断然元気だと思います。比較対象が悪いかな。はは。
だけどやっぱり、178cmで75キロ(ただし筋肉ゼロ)の身体はどうしようもなくたぷたぷで、跳ねると胸や腹のお肉がゆさゆさ・・・(号泣)。そりゃ、同じ身長だった高校時代と比べて20キロも重いんだから、『ゆさゆさ』にもなるさ。
表向きは太っていると言われることは少ないけど、実は脱いだら凄いんです。『まんま』みたいな体型なんです。

いや、外見だけの話じゃないんだよね。
会社でパソコンに向かっているのみならず、年々出不精(デブ性?)になり、タバコを買いに近所のコンビニへ車で行き、休日には家でホームページの更新なぞしていると、心も身体も運動不足になってくる。朝晩の、自宅と駅の往復30分なぞ、屁の役にも立たない。
レッズサポーターは、大きい文字体は発散できても心は発散できないしねぇ(涙)。

あ~・・・身体を動かしたい! すっきりと汗をかいて心地よい疲労感を覚えたい!
家でゴロゴロしているだけのナマクラおやじになりたくない!

つーか、思っているだけじゃダメなんだよ。

実行しなくちゃ何も変わらんのだよ。

実行しなくちゃ。


と一念発起して、『なまくら脱力おやじ的精神&肉体』からの脱却にめざめた36歳の男の、これは記録なのです。
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